Date: Tue, 17 Jun 97 01:15:46 +0900
Reply-To: ymca-s@cup.com
Subject: [ymca:0639] 強制連行遺骨発掘の日韓
 共同ワークショップ 
To: ymca-s@cup.com (Cup.Com ymca-s ML)
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Posted: Tue, 17 Jun 1997 01:13:48 +0000


強制連行・強制労働犠牲者の遺骨発掘日韓共同ワークショップ
のおしらせ

 日中戦争期北海道では、朝鮮人の強制連行や日本人の強制労働
(タコ)によって多くの鉱山、ダム、軍事施設などが建設されま
した。これらの抑圧された人々や、権力によって願圧された人々
の歴史を民衆の視点で「掘り起こし」てゆく「民衆史運動」が地
道に続けられていますが、そのひとつ「空知民衆史講座」が、こ
の夏、朱鞠内(しゅまりない、空知支庁管内幌加内町)で、犠牲
となった人々の遺骨の発掘と追悼、共同討議を行う日韓の学生に
よる共同ワークショップを企画し、参加者を募集しています。
 朱鞠内では、ダムや鉄道建設のためにの数千人の朝鮮人の強制
連行や日本人の「タコ」による強制労働が行われ、調査によって
200名以上が犠牲となったことがわかっています。これまでに
16体の遺骨が発掘されましたが、未だに多くの遺骨が笹やぶの
下に眠っています。
 朱鞠内を戦争と植民地支配の過酷な現場から、アジアにおける
新しい人間関係を構築する和解の場に変える試みです。学生の参
加者と募金を呼びかけています。

 開催要項は次のとおりです。
1 主催者 日本 空知民衆史講座 韓国・韓国学生日本研究会
2 期 間 1997年7月30日(水)〜8月6日(水)8日間
3 場 所 北海道雨竜郡幌加内町字朱鞠内
4 参加者 日本人 20人(大学生を中心とする)
      韓国人 30人(同上)
      在日  10人(同上)
      スタッフ 10人
      (原則として全日程参加)
5 日 程 7/30 オリエンテーション、追悼セレモニー、フィ
          ールドワーク、交流集会
      7/31〜8/3 発掘(夜は講義、キャンプファイヤー
         等)
      8/4 強制連行跡のツアー(美唄郷土資料館、三菱
         炭坑縦坑、月形樺戸資料館)
      8/5 発掘(夜は講義、交流集会)
      8/6 追悼行事、発掘報告会、コンサー
6 参加費 3万円(宿泊、食費を含む)
7 宿 泊 旧光顕寺本堂・庫裡ほか
8 交 通 JR函館本線深川駅からJRバス朱鞠内行き乗車
      「まどか前」下車(約2時間)
      「笹の墓標展示館」(徒歩5分)
9 申込先 深川市多度志町 一乗寺気付 
      空知民衆史講座 事務局 
       Fax/Tel 0164-27-2359

参加申込みが定員を上回った場合、ご参加いただけないこと
があります。

<募金>
経費は約330万円の見込み
1口5千円 郵便振替02870-6-22154 空知民衆史講座