女性学教育の挑戦 ―理論と実践

渡辺和子・金谷千慧子・女性学教育ネットワーク編著/明石書店/2000年5月/2800円+税


   
 

目 次

第1章 様々な分野における女性学 第2章 制度としての女性学の実践
第3章 関西における女性学の実践―調査分析 第4章 調査結果と資料

第1章 様々な分野における女性学
 
1.女性学による変革の提言
社会変動とジェンター(経済学)   竹中恵美子
「ジェンター」と女性学   三宅義子
米国女性学のパラグイムの転換  小碇美玲
「女は体力がない」にひそむセクシズム   飯田貴子
男性学と女性学   大山治彦
日本語における性差化―欧米語との比較対照から見えてくるもの   れいのるず秋葉かつえ  
2.女性学と各分野の接点
法女性学   戒能民江
女性史と女性学   岩堀容子
日本文学と女性学を結ぶ―新たな女性の物語をもとめて   中島美幸         
女性学とアメリカ文学   渡辺和子
美術と女性学   北原  恵
教養教育の外国語科目「英語」と女性学   山口美知代
3.私の女性学    ―女性学教育へのアプローチ
女性学の教授法― 女性学教育の調査から   内海崎貴子 
様々な授業法の試み    田上時子
生き方をアドバイスする女性学   深江誠子 
「男性学」を教えるなかで   伊藤公雄
宗教と女性学   源 淳子
身体の知恵と実践―実践的伝達としての女性学教育の試み   山崎万里    
女性学と朝鮮語教育との交差点   藤井幸之助
4.女性学に参加して
私と女性学と大学   芝崎華子
「女性学」を受講して   片山 陽子
夜間大学院で学んだ女性学   青島祐子
 
第2章 制度としての女性学の実践
1.学部・大学院・研究所における女性学
大学における女性学の試み―大阪外国語大学   武田佐知子       
短期大学における「女性学」の教育実践   吉村 恵
女性学専攻(修士)と比較ジェンター研究(博士)の開設―城西国際大学大学院   矢木公子         
女性学・ジェンター研究と大学院教育―お茶の水女子大学ジェンダー研究センター   舘 かおる       
「女性歴史文化研究所」の誕生と女性学教育―京都橘女子大学   田端泰子     
女性学インステイチュートの歩み―神戸女学院大学   豊福裕子       
学際的研究と教育をめざして―武庫川女子大学女性学研究会   冨士谷あつ子   
大学コンソーシアム京都 ―単位互換制度   神谷治美
2.大学と女性センターとの連携
女性学・ジェンター論―何のために? 誰のために?   森 玲子        
性差別撤廃をめざす講座の開発を   米田禮子
女性のための能力発揮支援事業のあり方    大石友子
3.大学教育と非常勤労働組合
大学教育と非常勤労働組合    石黒やすえ
 
第3章 関西における女性学の実践―調査分析
女性学教育ネットワーク調査委員会

1.大学での女性学・関連教育
@調査の概要 A調査対象大学 B回答者のプロフィール
C設置形態や女性学関連講座の開設に至った状況
D開講学部・学科や担当講座名など
2.女性センター等や行政との連携
@学外の女性学について A大学の女性学教育をどう活かしているか
B大学と女性センターの女性学講座の連携
3. 大学と女性センターはどう提携するのか 金谷千慧子
@大学と女性センターとのかかわり
A大学の女性学の女性センターでの活かし方
B大学と女性センターの女性学講座の連携

 

第4章 調査結果と資料
調査結果
女性学関係文献リスト 
女性学関係ビデオリスト

あとがき