科学研究費補助金時限付き分科細目「ジェンダー」設定記念特別シンポジウム

「日本の学術とジェンダー」

近年、社会科学・人文科学・自然科学のあらゆる分野にわたって、女性学・ジェン ダー研究のアプローチがめざましい増加を見せています。このたび関係者のご尽力に よって、ながらく女性学・ジェンダー研究者の念願であった科研費の新しい分科細目 「ジェンダー」が、今年度から実現されるにいたりました。とりあえず3年間の時限 付きですが、これが時限を超えて恒常化するかどうかは、ジェンダー関係の研究者が どの程度熱意をもって科研費に応募するかにかかっています。科研費分科細目「ジェ ンダー」の新設を記念し、多くのジェンダー関係の研究者に広くその意義をお伝えす るために、次の特別シンポジウムを開催いたします。
*日時 : 2000年9月11日(月) 18:00―20:30

*場所 : 日本学術会議講堂(営団地下鉄千代田線乃木坂下車1分)


次第
司会:上野千鶴子(社会学研連委員、東京大学教授)

 

●開会の挨拶および第1報告
「文部省の科学研究費配分政策とジェンダー:分科細目「ジェンダー」が設定される まで」   塩原 勉(日本学術会議会員、社会学研連委員、甲南女子大学学長)

●第2報告
「科研費分科細目「ジェンダー」設定の意義と効果」 大沢真理(東京大学教授)
●第3報告
「日本学術会議の男女共同参画へ向けて」 原ひろ子(日本学術会議会員、文化人類学 ・民俗学研連委員 放送大学教授)

●科研費申請なんでもQ&A
 討論者 : 村松泰子(東京学芸大学教授)他1名

●閉会の挨拶 袖井孝子(社会学研連委員、お茶の水女子大教授)


*主催 : 日本学術会議社会学研究連絡委員会 
*共催 : 日本学術会議文化人類学・民俗学研究連絡委員会/日本学術会議歴史学研究 連絡委員会/日本女性学会/日本家族社会学会/比較家族史学会/日本家庭科教育学会
*協賛 : 国際女性の地位協会/女性学研究会/国際女性学会/日本女性学研究会/日本家政学会家族 関係学部会/女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(JAICOWS)/日本家政学会生活経営学部会

連絡先 〒106-0032 東京都港区六本木7−22−34 日本学術会議学術課 長野浩二
    tel 03-3403-5706 fax 03-3403-1982 E-mail: knagano@sorifu.go.jp