2000年ASNY SEMINAR
第15回 女性学シンポジウム

「おんなによる、おんなのための、おんなの性解放とは?」

 おんなの性は自由になった、開放的になった、進んでいると言われるけれど、本当 に「私のもの」になっていますか? メディアの性表現、性教育、女と男、親と子の関係など、さまざまの視点から「おん なによる、おんなのための、おんなの性解放とは?」を語り合ってみたいと思いま す。
とき  7月16日(日)10:30 〜16:00
ところ 京都アスニー(京都市生涯学習総合センター)
京都市中京区丸太町通七本松西入る
主催  (財)京都市生涯学習振興財団・京都市生涯学習総合センター
後援  日本女性学研究会
企画  フェミネット企画
参加費 1600円(学割1200円)
申込方法 電話かFAXまたはハガキで予約して下さい。
       受講料は当日会場でお支払いください。 
        TEL 075-812-7222 FAX 075-803-3017

≪コーディネーター≫
深江 誠子(平安女学院大学助教授・女性センター長)
≪パネリスト≫
北原みのり(ラブピースクラブ代表・フェミ雑誌「バイブガールズ」編集長)
水島 希(「あくまで実践 獣フェミニスト集団FROG (Feminism and Radical Onanie Group)」 メンバー・京大研修員)


●日程・内容

10:30〜12:15 Part 1

・北原みのり

 自由になった、開放的になった、進んでいる・・・・・・。いろんなふうにオンナの性は 言われるけれど、それじゃあ、性は本当、「私のもの」になっているのか。
 「性的自己決定」「買売春合法化」・・・・・・そんな言葉を聞いたとき、それではも し、あなたが感じているかもしれない「違和感」というのは何だろうか?まだまだ語 りつくしていない、私の、私たちの「性」のこと。考えてみたい。

・水島 希

 性の、おもろさ、エロ・せつなさといった側面に私は惹かれるが、このようなアプ ローチには困難が伴う。また、性に関してオープンになればよいかというと、それだ けでは、ある種の問題は隠蔽されてみえなくなってしまう。これらの問題を紹介し、 性について再考するだけでなく、そこから社会に何をどう還元するのか、だれと共闘 するのかを考えたい。

・深江 誠子

 日本の子どもたちには、憧れるような現実的な恋愛が少なすぎます。家庭内離婚の 両親、暴力を振るう親、そして親の過保護で子どもが自立できないままのパラサイト シングルの出現など、子どもたちが抱えるトラウマが大きい。そんな中でどう自分の 性を開放していけるかを語り合えれば、と思います。

13:20〜14:45 Part 2
 コーディネーターとパネリストのディスカッション

15:00〜16:00 トーク・トーク
 会場からの質問、意見の交換、質疑応答