日本女性学研究会7月例会のお知らせ

◆◆離婚・パートナー解消後の「親子の引き離し」問題◆◆
〜スウェーデンの裁判訴訟事例から日本の親権・監護法制を考える

――誤解されているよ!フェミニストたち
――誤解しているよ!フェミニストたち

○日  時:7月11日(土)午後6時〜9時 [5時45分受付]
○場  所:ドーンセンター[大阪府立男女共同参画・青少年センター]
○参加費 :一般 800円 ※日本女性学研究会会員は無料
○おはなし:善積京子さん
<追手門学院大学教授。日本女性学研究会や婚外子差別と闘う会で30年以上の活動歴。親子の面接交流を実現するネットワーク関西>
  家族社会学が専門。スウェーデンの家族について研究。『婚外子の社会学』『〈近代家族〉を超える』『スウエーデンの家族とパートナー関係』など著書多数。


【概要】
★離別後の親子関係、スウェーデンと日本で大違い!!
 離婚やパートナー解消をする男女が多い今日、子どもをめぐっての法的解決のニーズも高い。子どもの権利条約では、父母のいずれともに定期的に直接的接触を維持する権利が子どもにあるとされ、諸外国では離別後の共同養育が一般的です。しかし日本では、依然として「家」制度的発想が強く、婚姻制度を超えた親子の関係を認めようとせず、離婚後は単独親権とされ、面会交流については法規定さえありません。家裁の決定も、別居親と子の面会交流も年1回だったり、年数回でも一回につき1時間だったり、「子の福祉」から程遠いものです。離別後の親子の引き離しが人権問題として認識されていません。バックラッシュ派からは「フエミニズムが子どもと父親とを切り離している」と誤解されています。一方スウェーデンでは、離別後も両親と親密な関係を促進することが「子どもの最善の利益」と考えられ、共同養育が原則とされ、宿泊をともなう週末の面会が一般的です。善積京子さんにスウェーデンの養育訴訟裁判の事例を紹介していただき、みんなで、親子の引き離しの問題を考えましょう。

☆引き離されている当事者(男性も女性も)の方々、一人でも多く結集しましょう!!