日本女性学研究会3月例会のお知らせ

『女性学年報』29号合評会

「私にとって『働く』とは?」

話題提供者:内藤節子さん
 「中高年女性にとって事業型福祉NPOは職業選択のひとつになりえるか」
 ゲスト:(特)フェリスモンテ代表 山王丸由紀子さん
 2009年3月20日(金・祝日)
 クレオ大阪北(大阪市男女共同参画センター北部館)研修室
 13:30〜(合評会) 18:00〜(懇親会)
 会費 800円(懇親会は実費)

 近年の経済・社会状況において、「働く」ということに関する状況は、とりわけますます厳しいものとなってきています。格差社会、労働の周辺化、様々な言葉で表現される「働くということ」。しかも、そのような話題が議論される際、なぜかそのほとんどの主人公は男性であったりします。

 『女性学年報』29号合評会では、わたしたち自身とその周囲からかい離することなく、「女性が働くということ」について、語り合い、考えていきたいと思います。本会では、『女性学年報』29号にて「事業型福祉NPO」(での調査)に関する論稿を寄せていただいた内藤節子さんに「新しい働き方の可能性」についてのお話をしていただき、NPO、福祉における「女性の働き方」を入り口に、そこから様々な働き方について、ざっくばらんに意見を交わすことができる会にしたいと思います。

内藤節子さん発表要旨
 NPOとは安立清史が「運動体であり事業体でもあり、ボランティア活動でもない」と述べているように、社会的ミッションをもち、自立的に運営され、利益配分は事業活動への再投資またはコミュニティへの投資に向けられるなどの特色を備えている。

 片や、「失われた10年や20年」を経験した中高年女性の再就職の場として、志を共有できる活動の魅力があり、運営に直接参加できることから、雇用されないもうひとつの働き方が選択できる新しい労働であると期待が高まっている。

 本稿ではNPOのなかでも雇用創出が期待されている事業型福祉NPOに着目し、NPOケア労働の実態を明らかにし、さらに、中高年女性たちの職業選択肢の一つとして位置づけられるかどうか検討したものである。

今回、女性学年報への投稿のきっかけは、上野千鶴子が『at』7号 (2007)「ケアの社会学 第6章」のp.126で「市民事業体は、(中略)わたしの研究目的はこれにあり、その検証については、先行研究はじゅうぶんとは言えない」とした1行が目にとまったからである。


アクセス
阪急京都線・千里線(地下鉄堺筋線乗り入れ) 「淡路」駅(東出口)下車、南東へ徒歩約10分
市バス「東淡路1丁目」下車、徒歩約3分
「大阪駅前」から37号系統「井高野車庫前」行、「歌島橋バスターミナル」から93号系統「井高野車庫前」(阪急十三、地下鉄西中島南方経由)行