日本女性学研究会11月例会のお知らせ

日本女性学研究会・女性と天皇制研究会主催
シリーズ「天皇制とフェミニズム」第四弾!

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 権力と女──天皇一家の問題が私たちに関係してくるわけ
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1)その現状と背景にあるもの(女天研メンバー)
2)家族単位主義 ―知らない間に、女性の分断へ―(日本女性学研究会メンバー)
3)女性皇族の役割について(仮)(女天研メンバー)
ほか検討中


○日時:2008年11月23日(日)午後1時半〜4時半
○場所:ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)4階 大会議室3
◆ 会場までの交通
 京阪天満橋駅・地下鉄谷町線天満橋駅@番出口から東へ約350m
 JR東西線大阪城北詰駅A号出入口から西へ約550m
○参加費:一般 800円 ※会員は無料
 当日会場でお支払いください。申し込みは不要です。

■開催趣旨
 一定の高視聴率を保つTVドラマなどでは、いまだに「結婚・家・家族」に現実離れした価値と意義が付与され、そこに人々を閉じ込めようとする言論が再生産されています。たとえば「女の道は一本道!」。大河ドラマ「篤姫」で彼女が養子として家を出るときに贈られ、徳川家に嫁ぐときに心に刻んだこの言葉がちょっともてはやされ たり。なんだかとてもいやな感じ。

 さて、この「女の受難」劇を今も現実に繰り広げているのが天皇家。約半世紀前の皇太子妃美智子も現在の皇太子雅子妃も共通のヒロインだ。この「高級」な一族の「受難」劇は主に週刊誌が舞台。しかし単なるスキャンダルではない。天皇制の国である以上、そのスキャンダルも最終的には国家公務員によって丁重に処理されるような国家の一大事なのだ。

 ならば、「高級」な一族の下で喘ぐように生きるたくさんの人たちや自分を感じながら、私たちはフェミニズムの視点で、平和主義・平等主義の視点で、人権を尊重し主権在民を望む立場で、彼女たちの「受難」に対してどのような言葉を発するのか。そもそも天皇一族の家庭問題が、私たちに果たしてどのように関係してくるのだろうか。立ち止まって考えてみる必要もあるのでは、と思うのだ。

〈日本女性学研究会〉(関西)と〈女性と天皇制研究会〉(関東)が、物理的な距離を超え、これらについて共に考える場をつくり出します。私たちの議論にご参加を!

問い合わせr_mori@kpu.ac.jp/jotenken@yahoo.co.jp(@を半角に変えてください。)