日本女性学研究会 12月例会

「インターネットが煽る暴力ポルノ」

日時12月3日(土)午後1時半〜4時半
場所ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)4階大会議室
 (京阪天満橋駅東口・地下鉄谷町線天満橋駅@出口から東へ350m
  JR東西線大阪城北詰駅A出口から西へ550m
  市バス京阪東口からすぐ)
会費会員 : 無料
非会員 : 800円
 申し込みは不要です。

講師:Yさん(ポルノ・買春問題研究会会員)

 現在、“ポルノグラフィーや売買春は当事者の「合意」のもとに行なわれるのでとくに問題はない”という議論(性的リベラリズム)が大手を振ってまかり通っています。しかし、出演女性に「軽いレイプものだから」「苦しくなったらすぐやめるから」とだまして、実際は撮影現場に数十人の男性を待機させ、いっせいに襲いかかって、何時間にもわたって、暴行・強姦・虐待の限りをつくし、その様を延々とビデオに撮って販売する、という犯罪が堂々と行われてきたことはあまり知られていません。

 また、このような暴力ポルノはいまやインターネットで簡単に入手できるばかりではありません。暴力ポルノ制作業者のウェブサイトの掲示板やブログにアクセスした人が、暴力ポルノの内容をさらにエスカレートさせるように書き込み、それに対して制作者も応えることで、視聴者と制作者が共同作業で暴力ポルノを作り上げるという事態になっています。

 ある暴力AV会社は、ホームページで「強姦要員」を募集すらしていました。「合法的」に強姦ができると集まった男性たちが、ろくに内容を知らされていない出演女性を襲うのです。インターネットでは、たとえ暴力ポルノの一部が「児童ポルノ」として摘発され、制作者・販売者達が検挙されても、その「児童ポルノ」自体は犯人の手を離れてつぎつぎにコピーされ、流通することが可能です。

 これは「一部の特殊な世界」の話ではありません。豊富な情報を提供し、どんな立場の人間でも自分の意見を世界中に発信し、またその反応も受け取ることができるインターネットというすばらしい道具は、同時に、性暴力をポルノグラフィーという形で煽動し、拡大してもいるのです。

 被害はあまりにむごく、とくに女性は暴力AVを観る機会がないため、あまりこの問題を知りません。しかし、犯罪が犯罪として裁かれてこなかった、上記のような制作現場でのポルノ被害に対して、ようやく昨年末警察が動きだし、今司法のメスが入れられようとしています。いったい暴力AVの何が問題なのか、ご一緒に考えていきましょう。

<主催>日本女性学研究会
 大阪市中央区谷町1-6-4天満橋八千代ビル10階 オルタナティブ内
 http://www.jca.apc.org/wssj/