ドーンフェスティバル’98
  夫・恋からの暴力 シェルターからの報告

〜女性の自立と支援体制を考える〜
COSM ( The Community of Supporting members Osaka ) の設立

                          米田 真澄

 

 ドーンフェスティパルに参加しました!

 昨年11月7日(土)の17時から19時までドーンセンター5階の大会議室にて、夫・恋人からの暴力をテーマにしたワークショップを開きました。
 当日は、スタッフも含めて70名ほどの参加となり、会議室がほぼうまるほどの盛況ぶりでした。 今回は、ネッ関とウィング21そしてグループ縁女の3つのグループの共催でした。これらのグループは、大阪で民間シェルターを運営する上田さんが関わっているグルーブです。  

 ワークショツプの構成

 ワークショッブは2部構成で、1部が各報告者からの報告、そして2部が参加者とパネラーの質疑応答を含めた意見交流です。1部の報告者は5人でした。
 まず、上田美江さんにシェルターからの報告をしてもらい、つづいて、サバイバーのMさんに被害にあって感じた支援体制の重要性について語ってもらいました。次に、民主党大阪の森みどりさんから大阪府内の市町村が実施している家庭内暴力に関する施策状況について、調査の結果を報告してもらいました、そして、グループ縁女の伊藤ふささんには、他府県で民間シェルターと自治体がどのような連携を行なっているかについて調査した結果を報告してもらいました。最後に、大阪府の女性相談センターの相談員である奥津恵美子さんに大阪府の支援体制について説明してもらいました。  

 今回の成果

 このワークショップの最大の成果は、大阪府の職員に行政から報告者を出してもらったことです。特に、男女協働社会づくり課の政策係長・家志さんと福祉部の横田さんの協力によって、行政とNGOのささやかですが、一つの連携事例となりました。これもネッ関の日頃の活動が大阪府に認められていることの表れだと恩います。
 夫・恋人からの暴力から自由になるための民間シェルターは、関西にもいくつか存在します。しかし、シェルタースタッフとなるために必要なジェンダーの視点についてスタッフが学んだり、シェルター間の情報交換が行なわれたりする場が ありません。
 このたび、スペース・えんじょのサポートグループとして活動してきたグループ縁女が、より広いつながりをめざして、グループ縁女を発展的に解敵し、COSMO(コスモ)という新しい組織を設立することとなりました。亀井明子・鈴木略 子・米田真澄を共同代表とし、シェルタースタッフ養成講座の開催やシェルター間の意見交換・情報交流をすすめていきたいと思っています。
 現在は、シェルタースタッフの連続養成講座を春ごろからスタートさせたいと、共同代表を中心に全体構想について考えています。
 現在、”組織づくり”の真っ最中ですのでCOSMOにご関心のある方は、ぜひとも米田までご連絡下さい(te1/fax0743−78−8430)。COSMOは、会費年間2000円です。ニュースレターを年4回出す予定にしています。ニュースレターの編集などお手伝いできる方など大歓迎です。年会費2,000円の郵送先は、以下の通りです。郵便振替口座番号00920−4−311530加入者名鈴木略子