Subject: [wsfj 1273] [Fwd: [ANSWER] アメリカからの派遣団、アリスティド大統領と面会 ]
From: TERAO Terumi <teraoter@mint.ocn.ne.jp>
Date: Sat, 13 Mar 2004 04:24:32 +0900
Seq: 1273
寺尾@多治見です。 A.N.S.W.E.R.の最新メールニュースを日本語にして転送します。 原文はANSWERのホームページの次のURL http://www.internationalanswer.org/news/update/030804haiti.html で全文を見ることがてきます。 転送転載歓迎。 このメールは[2002CostaRica]、[abolition-japan]、[aml]、[anti-hkm]、 [apa-japan]、[appeal2005]、[article9nagoya]、[citizens-public]、 [e-forum]、[g-party]、[husen]、[kenpo]、[kinyoubi]、[kokuminrengo]、 [mlsnagoya]、[nagoya-jiyu]、[noforce]、[PeacenetJapan]、[renko-ml]、 [toukai]、[TUP-ML]、[uketugu]、[wanet]、[wsfj]、[y-net]に送りました。重 複して受け取られた方には申訳ありませんが、どうかお赦し下さい。 ―――――――――――――― 以下翻訳転送 ――――――――――― [ANSWER]メールニュース: アメリカからの派遣団、アリスティド大統領と面会 日付:2004年3月8日(月) 20:41:01 -0500 発信元: <answer.general@action-mail.org>(A.N.S.W.E.R.) 宛先: <answer.general@action-mail.org> アメリカからの派遣団、アリスティド大統領と面会 アリスティド、クーデタの詳細を明かす 即時送信用 E‐メール配布報道発表 2004年3月8日 連絡担当者: サラ・スローンあるいはブライアン・ベッカー 202-544-3389、212-633-6646 本日アメリカからの派遣団が、その地位を追われたハイチのジャン‐ベルトラン ・アリスティド大統領と、中央アフリカ共和国のバンギで、2度にわたって面会 した。最初の面会後、アリスティド大統領は外務省で記者会見を行ない、次い で、パシフィカ・ラジオの番組‘民主主義は今’で30分間、英語による電話イン タビューを行なった。 派遣団の構成は以下の通りである。ハイチ・プログレスとハイチ支援ネットワー クからキム・アイブス、国際行動センターからジョニー・スティーブンズとサ ラ・フラウンダース。この3人は、元米司法長官ラムゼー・クラークの委任を受 けている。さらに、アリスティド大統領法律顧問の資格で活動しているブライ アン・コンカノン、そして、アリスティド大統領の友人キャサリン・キーンである。 アリスティドの今日の記者会見とアメリカからの派遣団との会談は、同派遣団が アリスティドとの面会を中央アフリカ共和国政府により妨げられた昨日とはうっ て変った展開であった。追放されたハイチ大統領との面会許可を派遣団が拒否さ れるや、“アリスティド監禁状態に”と題する報道発表が世界中に流れた。この報 道発表と派遣団の説明を、数千の活動家個人と団体が、真実を知らせて欲しいと の緊急要請として、全米の地域メディアに送信し注目を集めた。中央アフリカ共 和国の複数の当局者が、同国にアメリカ合州国とフランスから厳しい圧力がか かっていることを明らかにした。 2月28/29日のクーデタ以来アリスティド大統領を取り巻いていた沈黙のカーテン が、政治的効果を期待した我われの取り組みの結果、現在かなりの程度開かれて きた。世界の人びと、そしてとりわけハイチの民衆は、アリスティド大統領から の連絡を待ち望んでいた。それだからこそ、アメリカ国務省とフランス外務省 は、アリスティド大統領が報道機関や顧問弁護士、友人支持者と接触するのを阻 むために、中央アフリカ共和国に強い圧力をかけていたのだ。 派遣団はアリスティド大統領のパシフィカ・ラジオの番組‘民主主義は今’による インタビューを設定した。民主主義は今のエイミー・グッドマンは今日のインタ ビューを次のような言葉で始めた。 「‘民主主義は今’のインタビューのほんの少し前に、アリスティドが公開の場に 姿を現わしました。大統領が言うアメリカの支援を受けたクーデタのさ中ハイチ から追われて以来始めてです。ここを訪れたアメリカの活動家からなる派遣団 が、ハイチ大統領が囚人のように監禁されていると告発したので、中央アフリカ 共和国当局はアリスティドが記者会見を行なうことを許したのです。派遣団には アリスティドの顧問弁護士の一人ブライアン・コンカノン、それにハイチ支援 ネットワークと国際行動センターからの活動家が元米司法長官ラムゼー・クラー クの委任を受けて参加しています。この日曜日に一行がバンギに到着した直後、 派遣団はルネッサンス宮殿でアリスティドとの面会を試みましたが、中央アフリ カ共和国政府は派遣団を強く非難したのでした。」 「しばらくして、共和国の外務大臣がバンギで記者会見を行ないました。武装し た男たちが会見場内の記者たちを威圧し、大臣の発言を記録しないようにと注意 しました。ハイチ大統領夫人ミルドレッド・アリスティドが記者会見室に連れて こられましたが、発言することは許されませんでした。共和国外務大臣は記者た ちに、アリスティド大統領は72時間以内に記者会見を行なう、と告げました。そ れから数時間たって、アリスティドが記者たちに語りかけることを許されました。」 「民主主義は今!のインタビューでアリスティドは、自分がハイチの合法的な大 統領であること、できる限り早く帰国したいこと、を強調しました。大統領は、 自分の‘拉致’そして自分に対するクーデタと大統領が呼んだ状況を説明しなが ら、ハイチでの出国まぎわに起こったことを詳しく話しています。」 記者会見でも、派遣団との直接面談の際も、「アリスティド大統領は、自分が拉 致されたこと、そして、自分の政府がアメリカに後押しされた占領側の政府に とって替えられているという事実を強調していました。」と国際行動センター のサラ・フラウンダースが語った。アリスティド大統領はまた、自分がハイチに 戻ることでしか平和をもたらすことはできない、と言い、そして、自分の政府に 対する今回の軍事行動を実行した者たちは、国際的に認められた犯罪者であると も述べた。 「アリスティド大統領は、アメリカ大使は私を各国およびハイチのメディアと話 し合う記者会見の場に連れて行くところですよとはっきり言っていたのに、私は 大使にだまされていたのです、と言いました。大統領は記者会見に行く替わりに むりやり飛行機に押し込められ、アメリカによるクーデタのさ中の国から連れ出 されたのです。」、そして、「アリスティド大統領はまた、ハイチには人口1万1 千人当り1.5人しか医者がいないのに、今やハイチの基礎医学校の閉校を目の当 たりにしていること、学校は今や米海兵隊やほかの外国兵たちを収容するのに使 われている、というアイロニーを指摘していました。」とフラウンダースは言う。 アリスティド大統領は記者会見でも民主主義は今!とのインタビューでも、この 点を敷衍して述べた。「我が国では、200年独立が続いているのに―我が国は世界 で最初の黒人独立国家なのです―それなのに、まだハイチ人1万1千人に1.5人しか ハイチ人の医師がおりません。私たちは大学を一つ創建しました、医学部を持つ 大学を創設したのです。医学部には247人の学生が在籍しています。私が拉致さ れた後、ひとたび米軍兵士がハイチに到着すると、米軍兵士たちは何をしたで しょうか。米軍は医学部を閉鎖しましたが、今はその教室を占有しているので す。これがアメリカの言う平和です。これは平和とは正反対のものです。平和と は人間に投資すること、保健医療に投資すること、人権を尊重することを意味す るものであって、人権を侵し、当選した大統領に投票した人びとの権利を侵害す ることではありません。それなのに、こんなことが平和だと言うのです。... 皆さんが我が国にこられて、平和でいたいと望んでいると言いながら、病院も無 い、充分な数の医師もいないこの国で、私たちの大学を閉鎖するは、247人の医 学生を放り出すは、などということを皆さんどうして想像できますか。ひどい じゃありませんか。しかしこれが占領というものなのです。ギ・フィリップ(訳 者註:反アリスティド派武装勢力の首脳)のような、チャンブレイン(訳者註: デュバリェ独裁政権時代の秘密警察トントンマクートのメンバー)のような殺し 屋や麻薬密売人を皆さんが擁護するとき、皆さんがアメリカ合州国の法律をおか したアメリカ市民を擁護するとき、事実アンディ・アペイド氏(訳者註:反アリ スティド派政党で最強のG-184のリーダーAndre (Andy) Apaid。実はアメリカ 人)はアメリカ合州国の市民でありながら中立法(訳者註:米国人が外国の軍隊に 参加することを禁じている法律)を侵してますね、こんな行為で進むやり方が、 我われの民主主義を破壊するのです。そしてもう我われはそれをやっているので す、だからこれは占領なのです。」(民主主義は今!から引用) キム・アイブスはハイチ支援ネットワークに属し、ハイチ・プログレス紙の記者 でもあるが、派遣団のメンバーの一人なので、今日の記者会見のあとでの面談で アリスティド大統領とクレオール語で話す機会があった。アイブスが言うには、 2月28/29日の事件についてのアリスティドの状況説明は、コリン・パウェルらア メリカ当局者が3月3日にワシントンポストに行なった状況説明とは著しく異なる ものであった。アメリカ側の“話し”では、アリスティドは国を去る用意ができて おり、アメリカはただアリスティドの要請でスムーズに出国できるようにしたに 過ぎないという。コリン・パウェルらアメリカ当局者はその後、自分はアメリカ によるクーデタの犠牲者だったとのアリスティドの主張は“馬鹿げており”“真実 ではない”と述べた。 アイブスは次のように語った。「ワシントンポストその他のアメリカのメディア の報道では、2月29日午前6時にアリスティドか出国するまでの事件の流れは、ア リスティドが国から去るについて支援を求めてアメリカ当局者に電話をかけたと されている、午前4時か5時頃に始まった、と言う感じです。アリスティド大統領 が私に話したところによると、事実は‘武装したアメリカ人と外交官が何人か’そ の前の日に―つまり、2月28日の夕方に大統領官邸にやってきました。アリスティ ドが言うには、アメリカの当局者たちは、大統領警護特務部隊としての職務に服 していた19人の警備要員に、持ち場を放棄するよう命じました。この19人 の警備要員はスティール財団(訳者註:アメリカの危機管理会社)からの割当仕事 としてきており、ほとんどが元米軍特殊部隊員でした。彼らはアメリカ当局から ‘身分保証はしない、この仕事はもうおしまいだ’と通告されました。アリスティ ド大統領は、スティール財団の警備要員たちは基本的には元の雇用者(米国国防 総省)からの命令に従っていた、と断言していました。彼らは土曜の夜に大統領 宮殿からヘリコプターで連れ出されました。アリスティドを、武装要員による保 護の無いまま放置したのです。」 最近のマイアミヘラルド紙の本件についての記事によると、さらに25人のス ティール財団からの増派警備要員が2月28日土曜日に到着するはずだったが、金 曜日の夜になって彼らは、アメリカは増派を阻止するとの通告を電話で受けた、 という。 アイブス氏また、次のようにも述べた。「アリスティド大統領はアメリカ大使 ジェイムズ・フォーリーから、アメリカ当局と米軍が大統領をハイチその他の国 の報道機関との記者会見に連れて行くから、そこで自分の言い分を述べることが できる、と言われました。アリスティド大統領は、自分が本当に報道機関に話す ことができ、また、自分の居宅が如何なる襲撃や略奪からも護って貰えることを 条件に、行くことに同意しました。実際は、記者会見が行なわれることはなかっ たし、自宅も大統領が出るとほとんど同時に略奪にあいました。」 「アリスティド大統領は記者会見場のかわりに、一機の飛行機のところに車で連 れて行かれました。2月29日金曜日のだいたい午前5時に目的地に着いてみると、 そこには19人の大統領の警備要員がもう来ているのがわかりました。彼らは皆、 警備要員の一人の1才の赤ちゃんも含めて、中央アフリカ共和国に飛行機で連れ てこられていたのです。自分たちにはわからない目的地に向かう航空機の中で20 時間を過ごしたあと、彼らはアメリカに飛行機で連れ戻されました。この飛行機 旅行によって、アリスティド大統領がハイチを離れ中央アフリカ共和国に着くま で、彼らがクーデタの詳細を口外することを防いだのです。」 「アリスティド大統領との話し合いの中で、クーデタのタイミングが、力関係を ハイチ政府に有利な方向に移すことができるような幾つかの国際的な動きと一致 していた、ということが明らかになりました。米政府があの先週末に辞任をとの アリスティドへの圧力をエスカレートしていたとき、南アフリカは2月29日日曜 日に着くよう航空機1機分の兵器を送っていました。ベネズエラはアリスティド 支援のために派兵することを検討していました。また、ハイチの立憲民主主義を 保持するために、国際的な支援と連帯が集まってもいました。アフリカ系アメリ カ人の指導者たちは、クーデタに向かう画策を非難するにいたって、メディアの 注目を次第に大きく受けるようになっていました。人目を引く二つの派遣団、一 つは米議会の黒人市民権運動家グループのメンバーによる派遣団、もう一つは元 米司法長官ラムゼー・クラークの主導する派遣団が、数日中に到着するように設 定されていました。様ざまな支援の行動が集まって、まさに届くばかりであった ことがわかります。このような事情がクーデタのタイミングをおおよそ説明して います、なぜアメリカが急いで介入しアリスティドを連れ去らねばならなかった かを。」とアイブスは締めくくりました。 国際行動センターのジョニー・スティーブンスは次のように述べた。「今日、強 い国際的圧力の結果、アメリカ政府とクーデタの背後にいるハイチ旧軍出身の米 政府の腰ぎんちゃくどもの嘘と誹謗に対して、アリスティド大統領が反論するの を、ハイチと世界中の民衆が聞く機会を持つことになりました。アメリカがアリ スティド大統領の口を封じ黙らせようとしたことは、単に一人の人間の自由な意 見表明にストップをかけるためだけではないと、私たちは信じています。目的 は、高揚するアリスティド大統領帰還要求闘争をハイチ民衆に続けさせないこと にあるのです。実際は、アメリカによる政権交代を押しつけるために、民衆の口 を封じ、黙らせ、おとなしくさせる目論みの一つなのです。」 スティーブンスは続けた。「ハイチの民衆は2世紀にわたって、我われに対する 励ましの源泉であり続けました。ハイチ民衆の自由、独立、主権を求める闘争 は、いたるところの抑圧された民衆の闘いの要をなしています。我われは、ブッ シュ政権の人種差別主義的構想に抗して立ち上がるために、我われの持てる力の すべてを発揮し続けなければなりません。」 民主主義は今!とのインタビューでアリスティド大統領は、ハイチに戻る計画を 持っているかと質問された。大統領はそれに答えて、「今日[ハイチへ]行ける ものなら、今日にでも行きますよ。明日行けるようになれば、明日。チャンスが くればいつだって、行くと言います。ハイチの民衆、彼らが私を選出したのです から。」 派遣団メンバーとのインタビューの設定、あるいは更に詳しい情報を得るには、 電話202-544-3389あるいは212-633-6646で、それぞれサラ・スローンまたはブラ イアン・ベッカーに連絡されたい。 3月7日の報道発表“アリスティド監禁状態に”を読むには、下のサイトへ。 http://www.internationalanswer.org/news/update/030704haiti.html * * * * * * * * * * 注記: 3月20日、アメリカによるイラク侵略一周年に当って、ニューヨーク、サンフラ ンシスコ、ロサンジェルス、シカゴ、そして、国内、全世界の諸都市で数千のデ モが行なわれる。我われは、“今すぐ兵士を故国に連れ戻せ”、“イラクからパレ スチナ、ハイチそしてどこであれ、植民地支配をやめよ”と要求する。3・20 世界一斉行動デーの詳細は、次のサイトで見ることができる。 http://www.internationalanswer.org/campaigns/m20/index.html 免税寄付をするのでしたら、下のサイトへ。 http://www.internationalanswer.org/donate.html --------------------------- 翻訳:寺尾光身 ―――――――――――