Subject: [reg-easttimor 158] PARC東ティモール市民平和再建プロジェクト NEWS
From: PPRP <pprp@jca.apc.org>
Date: Wed, 27 Dec 2000 18:09:54 +0900 (JST)
Seq: 158

PARC東ティモール市民平和再建プロジェクト
NEWS No.4 2000年12月25日発行
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カイテフ小学校が完成
 11月30日、リキサ県バザールテテ郡のカ
イテフ小学校の工事が終わりました。この小
学校は昨年の9月ミリシア(民兵)によって
放火され、校舎は完全に焼失しました。その
後、村の人たちが仮設校舎をつくり、ポルト
ガル語や算数の授業をしていました。しかし
雨期が近づいてきたため、椰子の木で作った
校舎では雨や風が入り込んできて授業ができ
なくなります。何とか校舎を新築できないか
という相談を受け、教育委員会と話し合い、
11月3日に工事を始めました。PARCと
UNICEFが資材と労賃を提供し、実際に働く
のは村の人たちです。教室が2つ、図書室が
1つという小さな学校ですが、正式の生徒数
は185人(実際には100人くらいしか来
ていないようです)。
 12月14日には、新しくできた学校を使
って、村の人たちとワークショップをしまし
た。40人ほどが集まり、村がいま抱えてい
る問題を話し合いました。

東ティモールの教育事情
◆ようやく学校に教科書が届きました。小学
校では、インドネシアで出版された教科書の
表紙を東ティモール向けに変え、シャナナ・
グスマオの前書きを付けた教科書を使ってい
ます。1年生は読み書きのための絵本とポル
トガル語、2年生からは数学や社会科の教科
書も配られています。この教科書は、最低で
も2年間は使う予定なので、学年末には先生
が集めることになっています。
◆小学生の数は約18万人。しかしその内の
半数は1年生です。ですから同じ1年生でも、
6歳の子もいれば7歳、8歳の子もいるとい
った具合です。授業は午前と午後の2部制が
一般的ですが、何しろどこの学校でも1年生
が多いので、午前中は教室に入りきれないほ
ど子供たちがいます。
◆教員の数は東ティモール全体で約4500
人。小学校教員が3000人、中学校が88
4人、高校が583人。今年6月に教員採用
試験をして、それまで6000人以上いた教
員数を減らしたのですが、その採用をめぐっ
て不正があったのではないか、という不満が
各地で噴出しました。
◆小学校校舎の修復ぶりはどうかというと、
12月現在で143校、693教室の屋根修
復工事が終わりました。このうちPARCが担
当したのは、リキサ県での14校、75教室
です。小学校の工事がほぼ終わった段階(20
01年2月をメド)で、次は中学校の工事にと
りかかる計画です。PARCも引き続きリキサ
県を担当する予定で、UNICEFやUNTAET
と話し合っています。


バリ島に行ってきました
 勝谷満(PARCインターン)
 
 12月2日から12月6日まで、私は「女性国際戦犯法廷」に参加
する8人のティモール女性のビザ発給を手伝
いにバリ島に行ってきました。現在、東ティ
モールでは日本のビザを発給する業務は行な
われておらず、バリ島の日本領事館で申請し
なくてはならない状態です。日本に行った8
人の女性を紹介します。証言者である2人の
おばあちゃんは、若い時に日本軍の「従軍慰
安婦」にされており、日本軍のことになると
とても厳しく、はっきりとした態度で話しを
されました。1999年の住民投票後にイン
ドネシア軍によってレイプされた経験を証言
する女性が1人おり、その人はとても深い心
の傷を負っているように見え、性暴力のひど
さや愚かさを感じずにはいられませんでした。
 他のメンバーは東ティモールの検事、裁判
官、女性グループ(ETWAVE)の代表者、
裁判所の通訳、女性グループフォクペルスの
スタッフとこれからの東ティモールで重要な
役割を果すであろう人々です。バリ島では、
ティモール人の活動家を支えてくれているイ
ンドネシア人が大変親切に宿泊所や輸送の世
話をしてくれました。彼らのおかげで、買い
物や食事を楽しむことができたようです。ビ
ザ発給も問題なく終わり、彼女たちは無事に
バリ島を出発しました。
 日本軍、インドネシア軍事支配において多
くのティモール人が虐殺、拷問、レイプされ
ました。そうした責任を明確にし、責任を取
ることは国家の信用を得るためには非常に大
切なプロセスだと思います。今回の裁判がそ
うした問題を考える重要な役割を果してほし
いと思います。 

● みなさんからの寄付金でファウララ村の水道管200本を買いました。金額は6468万ルピア(75
万2100円)。先週ようやく運び終わり、これから工事が始まります。工事の進み具合については
次号でレポートします。
● 雨期に入ったといわれながら、ディリはほとんど雨が降らず、蒸暑い日々です。
● 月刊オルタで、東ティモール通信という連載が始まりました。ぜひお読み下さい。

これまでの寄付金(12月25日現在) 127万4980円
ご協力ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
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