Subject: [reg-easttimor 110] マルクからSOS
From: INYAKU Tomoya <tomo@jca.apc.org>
Date: Tue, 27 Jun 2000 18:39:31 +0900 (JST)
Seq: 110
From: Murai Yoshinori <murai@jakarta.wasantara.net.id>
マルクからSOS*
Joyo, 00/06/27 13:14:08 +0700
マルク・キリスト教大学は、現在のマルクの人びとの置かれた状況について、インド
ネシ
アの国家人権委員会、国連人権委員会双方に緊急に訴えたい。昨年 1月19日以来、
マルクではおよそ2000人の人びとがなくなっている(政府統計による)。負傷者、
身体障害になった人はこれ以外にたくさんいる。家や施設もたくさん焼かれた。
強姦、誘拐、拷問も多数ある。紛争はまだ続いているばかりか、一層悪化してい
る。とりわけ聖戦部隊が到着して以来事態はさらに悪くなっている。
この2週間ほど重火器が用いられるようになっており、南北マルクおよびアンボ
ンの町のキリスト教徒との村が襲撃されている。避難民の数も鰻登りになってい
る。
マルクで最古のマルク・キリスト教大学も昨日、軍に支援された聖戦部隊の攻
撃によってキャンパスを失った。まずはじめに軍の武装車がキャンパスとその周
辺を射撃し始め、聖戦部隊が火炎瓶で大学校舎を燃やしたと言う目撃者証言があ
る。これはキリスト者だけでなく、他の宗教のものもこの大学で学んでいるので、
非常に大きな損失である。
キャンパスには薬莢、自動小銃銃砲など軍しか使わないものが残されていた。
手榴弾も発見されている。これはマルクのキリスト者をねらったジェノサイドと
も言うべきものである。
国家人権委員会、国連人権委員会は直ちに真剣な行動を起こすことをわたした
ちは望む。とりわけ女性や子どもの避難民救済に乗り出すことを望む。国連は平
和維持部隊をマルクに派遣することを望む。
われわれはインドネシア国軍には何も期待できない。2日前に警察機動部隊の武
器庫が襲撃され、焼かれた。聖戦部隊が襲ったという。本日は警察宿舎が襲撃さ
れている。
どうか人びとを助けて下さい。インドネシアの民主化を進めて下さい。
アンボン 2000年6月24日
署名者
* Rev. Dr. Margaretha Hendriks (Faculty Staff)
* Rev. J. Seleky, M.Th.
* Rev. Dr. I.W.J. Hendriks
* Mr. Agustinus Rekawarin (Siwa Lima Foundation
* Rev. E. Tahapary-Pattinama, M.Hum.
* Rev. E. Tarumaselly, MA
* Rev. V. Untailawan, M.Th.
* Dr. M.J. Norimarna (Rector of the Christian University in the Moluccas)
* Mr. F.P.B. Litaay, SH, MA
* Ms. A. Litaay, MA
* Rev. Dr. H.L. Sapulete
* Rev. Dr. G.J. Damamain
* Drs. A.N. Relmasira, M.Sc.
* Ms. S.S. Lewier, S.Th.
* Dra. T.A.E. Relmasira, MACE
* Rev. Dr. H. Talaway
* Rev. Dr. P. Tanamal
*マルク州、北マルク州は27日午前0時より非常事態宣言が発せられ、外来者の同
地訪問はできなくなっている。昨年9月の東ティモールの状況に似た状況にあると
思われます。この SOSは 24日に出されたもので、それ以後、事態はさらに悪化し
ている。現在、 NINDJAメンバーがアンボン市内にいるが、近々脱出せざるを得な
くなりつつある。詳しくは、
インドネシア民主化支援ネットワーク
〒160-0008 新宿区三栄町12-6 ヒルズ三栄町101号室
Tel/Fax: 03-3356-8364
<http://www.bigfoot.com/~nindja>
に問い合わせて下さい。