5・17(月)

午前11時ごろ。一人の女性が、青龍寺川を流れて荘内病院に運ばれ意識不明との情報がはいり現場を見に行く。行くと、県警の人が現場検証をしていた。どうやら自殺らしい。稲生橋のたもとから水にはいってそこから2つ目ぐらいの橋のところで引き上げられたという。途中水門があって段差になり、そこには大きなホールができていた。ここにぐるぐるまかれたら、ほとんどダメだろうと思った。ここは、両岸がガチガチに護岸工事されていて、流速がスゴク早い。落ちても手で捕まるところがない。去年、SRT3リバーレスキューの講習会の時、見せられた水路での川の事故のVTRを思い出した。いぜんも子どもが死んだということで、所々に捕まるためのロープがとりつけてあったが、気休めとしかいいようがないような気がした。もっといい方法があることは明白だ。午前10時から午後5時まで役所の控え室で資料を読んだ。

そう、今日、庄内銀行にいったら、早稲田のコアラのメンバーの学生諸君がつくりあげた鶴岡のまちづくりのリサーチの研究レポートが展示してあった。すばらしい!中でも、今日、人が流れた青龍寺川から分岐する大ドウ堰周辺の親水利用については、いい指摘だと思った。今、子ども達が近寄れないように水辺は危険個所になっているだけだからである。わざわざ手をかけて水路がどんどん危険性を増している。そして結局人が近寄れない場所になってしまっているのだ。護岸は、もうこりごりだ。やっぱり次はこれをぶっこわず公共事業をやるべきだ。そうそう、砂防ダムも、でっかいダムもね。

さて、明日から3日間、臨時議会である。よっしゃ!

5・16(日)

日曜日、朝7時30分に湯田川温泉でひとっぷろあびて、田川の奥地のログハウスへ。今日は、ハイパー田植え大会である。できるだけ手植えをしたいということで、7人でみんなで田植えをした。僕も5列ぐらいを担当。くもり空が幸いして実にいい田植え会だった。途中、鳥居町の町内会のバーベキュー大会に顔をだした。櫛引町の野外施設はなかなかいいのだが、イスがわりに丸太をどんと置くのはどうだろうかと思った。

もどって、山菜とりをする。ワラビ、月山ダケ(タケノコ)、たらの芽、ウド、シドケ、ミズ、マイコなどを人家族分だけ山からわけて戴く。この山菜は、すごい。ドク消しでもあり、薬でもあり、おおいなる恵みである。もどりは、MTBでダウンヒルした。これも爽快!である。一日春を満喫した感じである。

5・15(土)

午後2時半。丸谷先生のところを訪れる。昨日から落合良さんがいらしているということで、「ぜひお会いしましょう」とのことで訪れたのである。神戸の件でお会いして以来、久しぶりの再会。そして相変わらずスゴーイバイタリティの方なのだった。とにかく、動き!よ動き!同感!とがぶりよつで楽しかった。こういう人と会うとフル回転で頭が躍動してバシバシバシなのである。実にイイ時間だった。モノを言う女性の会、だったかな。これも非常にイイ動きになってきている。とのご報告を受けた。僕らもマケズにガシガシやらねばと思うのであった。

午後6時から、議会とは関係ないが、「遠藤ミチロウ」(元スターリンのVO)のライブに行く。「ブルースひろ」というライブハウス。酒田にこんなところがあったのか。なかなかいい。下北沢アングラ調のライブハウス。2年ぶりにやってきたというみちろうさんは、アコースティックギター一本と、特有のシャウトで、とにかくスケールのでかい唄をきかせてくれた。僕は、下北沢にいたとき見た演劇を思い出した。唐十郎か、劇団エロチカか、そんなズバババーンとヤラレル感じ。「頭を燃やせ!」というのは、いい。覚醒しろということだ。ここにもまっすぐ一人で戦っている人がいた。遠藤ミチロウさん。男!である。うれしいライブだった。

5・13(木)

山形県企業局の村山広域水道の浄化施設を見学。薬品をどれぐらい使うのか。維持費用はどれだけかかるのか、率直な質問をしたいだけなのに、所長さんは、なかなか答えをだしてくれなかった。仕舞には、「水道法によれば、負担している人は資料の開示権利があるが、そうでないと、、、などと言う始末。まてよ。これは県でつくったものなのだから、県民である僕の税金が使われているはずなんだ。だから、、、、と思って、いろいろ資料をだしてもらった。そうしたら、小学生用の視察用のパンフレットに、薬はこれぐらい、月かかる費用は、いくらとでていた。なんだ。小学生にいつも教えていることを、教えまいとしたのだろうか。うーむ。

とりあえず、薬品代だけで、この水道施設、一日10万円かかるとのことだ。

でも話をしている間にいろいろとご指導下さった。村山広域水道は、当初の考えでは、水需要の増大を考えて、2期工事で予定していたのだが、今の状況から見ると、この1期工事で終わりなのではないかとのことだった。
取材を終えて近くの定食屋によった。どうも数十年の老舗だということだ。そばを食べて帰り際、「ここの水は変化ありましたか?寒河江ダムになってから?」と聞いた。そしたらいやー、ここから上からちょうどこの店まで西川のうまいいい水をそのまま使っているんだ。だからかわらない。うまい水のままだよ」といっていた。んじゃここから下はマズイのか。やっぱりーという感じをうけた。ヤレヤレである。

5/11

今日、界派の代表者会議があるということで、それを傍聴したいと主張して、お願いをした。委員会を決定するのは、この会議だから、希望を出したものとして、決定へのなりゆきを見守るのは当然の権利だと思ったからだ。議会事務局の事務局次長さんにお伝えし、まずはじめにおうかがいをたててもらうことになった。

午前10時。議会事務局の待機ソファーにすわって、とりあえず待っていた。すぐに呼ばれると思って。そしたら10分待ってもお呼びがこない。しばらくして、事務局次長さんが申し訳なさそうにやってきて私を呼び、控え室で話そうといった。

 お話。「むつかしいもんですのう」代表者会議の傍聴は前例がないそうで、認められないということになってしまったんです」えー。まいったなー。と言うが、そんなものなのかと思い「そうですか。それじゃ仕方がないですねえ」ということになった。ここも前例の世界である。昨日、いろいろ悩んだが、建設委員会、厚生委員会は希望が多すぎてまずだめだろうということだった。ならばということで、希望を産業・文教委員会にすることに決めた。子ども達のための教育問題、そして伸び悩みの産業について、しっかりと勉強をしながら提案をしていければと思ったからだ。

 午前中、前副議長だった中沢さんから、話を聞いたが、常任委員会の他の環境審議会などなども、界派での割り当てになってしまうそうだ。僕は、どうしても環境審議会にははいりたい。それと6市町村の衛生処理組合の委員会にもはいりたい。

この希望は無理をしてでも通したい。入れなかったら、傍聴する。それでいこうと思う。

しかし、まあ、議員の権利というのは、界派に属さないとなかなか大変である。界派に属さない新人というのは、10数年ぶりということで、2968票の獲得とともに前例がないことなのだそうだ。いいじゃんねえ。

昼、うまいカツカレー(これはみなさんにもオススメ!)520円を地下食堂で食べ、向かいの藩校、致道館を散歩する。おぎゅうそらいという儒学者の提唱した学問を行って荘内藩をたてなおそうとした歴史のある藩校である。これはいい。当時も新しい風が必要だった。財政難、農民救済、そして藩士、役人の諸行の乱れをただすために、教育が必要と、酒井忠徳(ただのり)が建てたものだ。

 ここの教育のすごいところは、「教えない教育」ということだ。平井雷太さんもまっつあおの教育がここにあった。ひとり勉強と会業(いまでいうワークショップだなこれは)で中学から構成されていた。自分でとにかく考えて、とことんわからなくなったらはじめて先生に聞けるという教育だったそうだ。

佐々木茂吉氏がお書きになった、荘内藩の学校、致道館によれば、「私は、今、ここがわからないのです。はじめはこう考えてこうやってみましたがだめでした。その後こう考え直していろいろやってみましがまだわかりません。もっとどういう考え方や調べ方があるのか教えてください。」こういうたずねかたでなければもらえなかったそうだ。コレである。

さて、今、事務局の方が来て、産・文も9人の希望があるとの事、だめだ。僕は産文希望だ。抽選で決めて欲しいと要望した。要は、第2会派の政友公明クラブでひとり減らせばいいんだから。これは絶対ゆずれない。と申し入れした。

 やれやれ議会はパワーバランスの世界である。でも僕は、ど市民の思いのまま、いくぞ!

 致道館の壁には、西郷隆盛の言葉、「敬天愛人」が掲げられていた。昭和2年に書かれたその書は、異様な存在感で僕を捕らえた。天を敬い、人を愛す。このスピリットは時代がどんなに変化しても、どこの国でも変わらないのだ。さて、前!へ!


5/10、選挙の費用明細がようやく完成し、提出。出納責任者でがんばってくれたオフクロに感謝。公費負担をさっぴいて、供託金ももどるとして、大体30万円ぐらいの選挙戦だった。人件費は、ほぼみなさんボランティアでやっていただいた。感謝。感謝!大きいのは車の看板、旗、メガホンのそれぞれ5、6万円ぐらいか。のちほどWEBで発表する予定。さて、明日は、界派代表者会議。うーむ、建設はなんだか入り込むのはむずかしそう。臨機応変にいきますか!朝、早く行こう!っと。

5/9、鶴岡子ども祭りで、公園のお堀でカヌーをやり、子ども、約100人を一挺のカヌーにのせまくり、35往復ぐらいする。結局、9時から5時半まで、ずっと漕ぎっぱなしだった。その後、事務所のオーナーと打ち合わせ。正式に事務所を少なくとも2年はお借りできることになった。つい最近きたウイルが、イイ名前もつけてくれた。ここを市民のサロン、僕の活動の中心の場にしていくことに決めた。みなさん、どうぞ、おいでませ!


Heart Beat Center ハートビート・センター(命名:ウイル・オッフェルマンズ:鶴岡市本町1丁目5-12 TEL/FAX 0235-28-3338

鶴岡銀座通り、しあわせ銀行むかい 自然食品アニューとなりです。


5/8、ビーチクリーンアップ。参加者20名。マスコミが全然とりあげてくれないので、参加者はこのとおりだ。昨年の半分になってしまった。ま、しょうがない。次ぎはメガホンでがんがん広報しよう!


5/6、市役所で初会合。市役所の約付職員の皆さんと新議員のみなさんと顔あわせ。界派について、いろんな議員の方から、「どうするの?」と言われるが、僕は、あくまで「地球の声」として行くと決めていた。議会事務局の方から、議員バッジと、議員必携、議員手帳、そして箱ひとつの市役所の内部の様々な資料をいただく。控え室は、平成クラブと、公明民主、社民、共産の各界派がででんと広い部屋をとっていて、僕は最初、応接間にいた。でも応接間じゃ机がもてないということで、新社会党の石川さんと一緒の部屋にとりあえずとなった。議会にはいると、年長者が最初、若い奴は一番後という順番で物事がすすむのだった。年長議員、優先!である。

事務局に聴くと、10日に界派決定申請をだし、11日には、界派長会議がおこなわれ、各委員会が決められるそうだ。界派にはいっていないやからは、希望どおりにほとんどいかないということを聴いた。僕としては、建設、水道委員会にはいって、水道問題をやりたいと思っているのだが、「建設や厚生は生活に密着しているから希望者が多くって、まずだめだろう」とある議員にきっぱりいわれた。ええー。やりたい事もやれないんじゃいやだ。と思い、あれこれ手を考える。そしてとりあえず希望をいい、どんな決め方をするのか、傍聴することを決め、事務局に伝えた。

市議会議員の仕事は、まずは、議会での質問である。無界派だと、一般質問の30分だけは毎回認められる。

界派に属する議員だと、その界派ごとにわりふられる総括質疑の時間がほかに、認められる。ただし、僕は、あくまで自由が身の上である。自民ばりばりの平成クラブ、社民党、共産党、公明党、党のしばりはいやである。そして僕を支持しているみんなも僕にそうした「色」がつくのはまっぴらごめんだという意見の持ち主が多い。

あくまで僕は市民のまま、議会に参加するのだから。いいのだ。これで。


4/27、午前11時、市役所で当選証書、いただく。その後界派などのミーティング。