加藤氏の自民党離党について。WWN代表 鶴岡市議会議員 草島進一 3.18

今日、昼過ぎ、2時ぐらいから、鶴岡市内は新聞やテレビの記者の市民への取材ラッシュが相次いでいた。

ボクは、この件について、午後4時半ぐらいからいつもの八文字屋の前でつじ立ちし訴えた。

今日、加藤氏が離党表明をおこなった。しかし、いかがだろう。これで税金をせっせと納め続けている国民の責任に応えることができているのだろうか。また、監督責任というけれど、そんな人ごとでいいのだろうか。甚だ疑問である。

鈴木宗男氏の問題に引き続き、加藤氏の問題。まさに政治とカネの問題であり、政治、官僚、企業との癒着。まさに鉄のトライアングルとさえいわれていた構造にまたも光があたり、疑惑が浮上、加藤氏の場合は、事務所代表の逮捕ということになっているわけである。鶴岡は、これまでやはり月山ダムと浄水場をはじめ、庄内病院、大学、高速道路と、公共事業建設が続いている。そして大きめの公共事業のほとんどに佐藤疑惑のうわさを聞く。この疑惑について、しっかりと国民に対して説明をする責任が加藤さんにはある。今日、ニュースでいろいろでていたが、「自民党への責任」ということしかでてこない。今回の問題は国民へしっかりと謝罪をし、責任ある態度を表明すべきだ。離党でいいとはボクも思わない。

また、この癒着構造の問題は、何も鈴木宗男氏や加藤紘一氏を切り捨てればそれで解決する問題では更々ない。これこそ「ザ自民党」の構造なのだと思う。国民、市民の公益よりも、目先のカネ。長良川河口籍も、諫早湾も、数多くの巨大バカ公共事業がこの癒着体質の中で、市民、国民の真摯な声に耳を傾けず作られてきた。冷たい政府を成立させてきた自民党体質。これは月山ダムと広域水道の問題でも明らかだった。20年前に決まったことだから全く修正不能といった硬直化した事業は、僕らが集めた「市民の声」を完全に無視し続けてきた。加藤さんに対して衆議院議員選挙で2000年6月に、広域水道問題についての見解を尋ねると、●回答では、「鶴岡市役所の話によりますと、貴団体の水道問題に関する主張と活動は、事実を正確に認識がされずに行われているとお聞きしています。このような状態の中で出されたアンケートは、一般的な設問形式であっても、三択方式には馴染まない部分がかなり多いと考えられます。一般住民を混乱させることの無いよう、これまでの経過や実態を正確に把握したうえでの適切な対処をのぞみます。」

という答が帰ってきて、運動をやっているみんなで愕然とした思いがある。まさに、これは官僚べったりでNGOの声を排除し続けてきたザ自民党そのものの姿勢である。

加藤氏はもし無所属でがんばるなどといっても、僕らは全然信用できない。それはこれまでの行動が、あまりに官僚的であり、またザ自民党的であったからである。諫早湾についても長良川河口堰についても、月山ダムについても、実際は環境NGOや市民の立場には立てないだろう。ここに加藤氏の限界がある。コミュニティの再構築とか、「市民の」と言った場合、彼らは所詮、「自分たちに都合のいい市民」のところまでしかはいっていけないのではないだろうか。

今日のニュース23にでていたが、ピースウインズの大西氏らのNGOの運動が「ザ自民党」の人に理解できるだろうか。そして、デビッドブラウアーや山下弘文や天野礼子や僕らのダム反対運動が理解できるだろうか。彼らがあぐらをかいていたせいで、引き起こしている、社会問題や、不条理に向かって、命や財産をかけて戦い、運動を続けている「動き」が理解できるだろうか。

彼の父、加藤精三氏の事をお話してくださる人がいた。市長時代に、磐梯朝日国立公園として庄内の水源部、朝日岳周辺を国立公園に位置づけた。その先見性をボクらも評価している。しかし紘一氏はどうか。政界のプリンスというのは、市民の声に耳を傾けない「ザ自民党」でしかなかったではないか。

先週、近くの温泉でサウナにはいりながら加藤疑惑の放送を見ていると、隣に座っていた人が「ああ、これで仕事がなくなる。もう山形はもうだめだ」とため息を漏らしていた。いかに、こうした癒着体質の公共事業に依存してきたか。そして佐藤消費税といわれてきた「口利き料」だったり「入札参加費用」だったりを支払いつづけてきたか。

僕らは山形の政治の構造を0から作り直さないといけない。

政治の腐敗をただし、官僚大国をうち破り、市民の声、NGOの声をもっともっと国づくり、まちづくりにいれ、

公共事業、公共政策に心をいれる。そうした役割をしっかりとやっていきたい。

加藤さん、もしも0から政治をやり直し、鶴岡を、山形を、日本を語るとするならば、私たちの命つかさどる、水の問題からやる気はないか。


ウォーターワッチネットワーク代表

鶴岡市議会議員

草島進一


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