2000年3月議会、産業文教委員会で問うたこと。

アースデイの浜辺のクリーンアップ作戦を市全体でできないか。

又、自然保護関連で、質問をしました。

●1,海岸の美化は、毎年の課題。これの解決策は、「みんなで一生懸命きれいにしている」という姿勢をみせていくことではないか。そうした意味でも、4月22日、アースデイの動きにあわせて、湯野浜海岸で、鶴岡市民全体で、ビーチクリーンアップをやりませんか。



●都沢地区の水環境整備について。確かに対話型ですすめられているし、護岸工事も石積みになっていて、まあ、いい事業なことは認める。でも自然保護の立場からいうと、それでも生態系に影響があるということである。今、ありのままの自然を残す。ビオトープということが大事にされていることを、しっかりと踏まえながら、ハード予算をソフト予算に回すなど、いい決断をしてほしい。
○ アメリカシロヒトリ防除対策事業について、害の現状は?
→ 減少の傾向である (農政課)
○ 給食残さ等飼料化システムモデル「エコピッグ事業」について、場所の変更などを聞いているが、現在の進行状況は?
→斎藤河原地区への進出は、発砲スチロールのリサイクルにともなうガスや、残さのニオイなど地元の不安の申し入れがあり、見合わせた。現在、用地を探している。(農政課)

教育

●自然保護政策関連、以下のような質疑のやりとりがされました。「何やってんの?」と傍聴席から言われたやりとりです。

大体の質疑内容です。
(草島) 西茨新田湿原調査謝金30万円とあるが、以前から問題視されていた西茨湿原に対して予算がついていて評価したいけれども、これは、どのように使われるものか。また、教育委員会は、自然保護の担当であると考えられるが、ビオトープなどの保全について、どのような指針をもっているか。担当者は何人いるか。

西原湿原について
現地の現状について、そのままの調査でございます。で、どなたということにつきましては今の段階では、まだ、申し上げる段階ではありません。
又、社会教育課としましては、文化財保護の観点から、係わっております。
それから、文化財係りの人数は、特にこれだけの担当ではないが、5人です。
以上です。

文化財保護の立場からだけでは政策的に転換できなくなっているんじゃないかと思っているんです。社会事情から見てそう思うんですけれども、ビオトープについての考え方って聞いてるんですが、それについて、お願いしたいんですが

社会教育課長
○ 私どもといたしましては、ビオトープについての考え方を提示する立場ではございませんので、あくまでも、文化財保護の担当ということで位置づけられております。

え、っと、今のような言われ方では、せっかくある自然環境がどんどん失われていって当たり前のような感じがするんです。ね。文化財保護の観点からしか考えていなくて、ホントにいいと思っているんですか。
も一つここでおうかがいしたいんですが、ま自然保護を担当するということでは市の中では教育委員会ですから、おうかがいしたんですが、

実は、昨日、地元の説明会に行ってびっくりしたんですけれども、この地区は、昨日、農政の方からも説明のあった地区の事なんですが、都沢地区の地図なんですが、ここ、自然博物園を構想していると、でここを、暫定的に盛土するというプランが提示されていたんですが、これに関して、自然保護の立場から、見解を求めたいんですけれども。

ま、西原新田に関連いたしまして、私の方から、教育委員会の考え方ということでありますが、ま、原則的に自然環境の保護についての担当というのは、市の行政組織の中では、現時点ではないわけでありまして、一応、窓口としては、観光物産課がなっておるはずでございます。確か。

□ ほんと?

(なにやってんなや)傍聴席
 
○ ま、自然保護の担当については、直接的には、県の方で担当しています。それで、社会教育課としては、文化財という視点で、保護の観点から担当していることでありまして、そういうご認識をしていただきたいと思いますし、都沢の部分については、直接的に教育委員会がタッチをしていない部分でありまして、内容などについては、我々わかりかねますので、ご理解いただきたいと思います。

□ 昨日、地元の説明会みたいなものがあって、これ、開発公社の所有地ということになって、暫定的に盛り土するということがいわれているんですね。
□ ここは、今、これ、自然保護団体のみなさんから、ここは、貴重なビオトープが残っている場所だと、ホントに、これ田圃、今、湿地、湿原、そこにある生物をいかにいかすかということで、全国的に、世界的にも言われているわけです。ここに盛土するっていう案は、どう考えても自然のこのビオトープ、大事にするっていく考え方とは反してますし、これこそ、第3次総合計画に、反対、逆行しているとしか思えないんですね。

今、観光課の方が窓口っていわれてましたけれども、その辺について、どう思われるのか。また、昨日、私の質問に対して、答弁ではこの近くというか、この地区に関連して、大山下池地区、水環境整備事業としてあったわけなんですが、昨日、農政の方からも出席されていた方、いらっしゃいましたけれども、この事業について、ちょっと把握しないことには、この水環境整備事業についても僕ら把握したことにならないと思いますので、再度、これは説明していただきたい。お願いします。

○ 産業部参事
え、昨日、水環境整備事業の関係で、草島委員さんからご質問ありました。そのとき、水路関係の関係したことについては、お答えしたわけであります。ま、仮称でありますが、自然博物館構想の場所の盛り土の関係、というふうな気がします。それに関しましては、私ども、農村整備関係ではタッチしておりません。担当は、役所の横のつながりの関係で、大変答弁、申し訳ないんですけれども、企画でこれを担当して、ここを将来、自然博物館をたてるという事になっておりますので、実際の盛り土関係については、私どもで答弁しようがございません。

□ はい、これ、さっき私がいいましたけれども、農政の方からも、担当者の方が、こられていたことなんですね。で、それと、農村整備の観点から、これ、もともと、田圃だったところですから、田圃をどのようにしていくか。、これは、農政の方でも指針を決めれることなんじゃないんですか。
○ あくまでもですね、、大山のため池の整備の関係から、来る水路という立場で私どもは参加していますので、以後の造成のことについては、私どもとしては、答弁しようがないと思います。
(草島) はい。えっと、今のことをおうかがいして、全体像がなかなかわからないようにできているのと、あと、これ自然保護の観点から、誰も、これ環境庁の受け皿になっているのは、どこなんですか。いったい。
教育委員会の方で、文化財の観点しかやらないっていうことであったら、環境庁の受け皿だったり、山形県の環境保護条例がだされているのに、その受け皿どこでやるんですか。

教育委員会の方、ちょっと見解、お願いしたいんですけれども。
今、だって、今、教育委員会しかないわけですから。

□ ま、同じ答弁なるかと思いますが、現時点の組織の中ではですね。鶴岡市の中で、環境凡体の直接的な担当課はないわけでして、自然保護に関する事項に関しては、現時点では、私どもの認識では、あくまでも県段階で、ただ窓口として、その事務的な窓口としては観光物産課、と私は、認識しておりますけれども、ただ、観光物産課では具体的に仕事をするという態勢にはなってはおらないと思います。

(佐々木議員)今のお話で、私ども、観光物産課が自然保護の窓口というのは、初めて聞いて、今、後ろみているとみなさん動揺しているように見受けられるんですが、そういうことで、今、確認してよろしいんでしょうか。先ほどの話にもつながりますけれども、たとえば項目で、何百万ということについてはでてないわけだから、それなら予算審議できないから、窓口になっていても行政の論議はできないんだと


□西茨新田湿原調査については、あくまで現状についての調査である。社会教育課では、あくまで文化財保護の立場であり、自然保護について指針を提示する立場にはない。(教育委員会社会教育課長)
□ しかしながら、市役所の中で、自然保護について取り扱いをしているのは教育委員会ですよね。(マップをとりだす)
これは何ですか。これは、昨日、地元の説明会にいって入手したものなのだけれども、大山の都沢地区の自然博物園予定地です。これ、開発公社の土地になって、管理のために暫定的に盛土をすると、いうことだったんですが、これは、自然保護関係者、みんなびっくりしているんですが、この件について、自然保護の立場で見解をうかがいたい。

□ 市→自然保護について、教育委員会は、文化財保護の立ち場であり、明確に担当のところはない。窓口は、観光物産課であると思う。
○ 途中、調査のため、一時中断

□産業部長 観光課の方では県自然公園の範疇。この都沢地区はこの公園区域ではない。
□ (草島)都沢の地区については、昨日、この委員会の中でも、私が、農政のところで聞いている。その中ではこんな風になるなんて、一言もなかったわけだ。昨日、農政の担当者も、この会合にいたのに。この事業について、説明してほしい。

→私どもは、あくまで下池地区の水環境整備事業の水路と下池の土手の改修。
この用地については、企画調整のほうである。

□ しかしながら、ここは、農地だったところですよね。この農地をどうするっていう方針は、農政の方じゃないんですか。
○ 委員会暫時休憩
自然環境

自然保護、特に、ありのままの自然、ビオトープの保護という観点については担当でもないし、欠落している。そう考えてもいいんですか。それじゃ、環境庁の受け皿や、県の環境保護条例の担当もない。そんなことで、やっていると考えていいのですか。

→自然保護の考え方について、また、ビオトープについて、否定するものではない。(教育次長)

□ いずれにしても、教育の面でいうならば、自然保護という観点で、教育委員会では文化財保護の立場でしかないということでしたが、今、環境教育の面でも、全国的に、このありのままの自然、ビオトープについて、関心が高まっているわけです。自然博物園は、博物園、要は、社会教育的にも、学校教育的にも利用される教育的要素の強いものですよね。そうした意味で、教育委員会に、この自然保護、ビオトープについて、方針や思想の軸がないっていうことは、まったくお話にならない。

しっかりとまず、このビオトープ、自然保護についての指針をもってほしい。
環境庁に勉強にいってほしい。あと、一人でいいから担当者をカッチリと決めてほしい。これを強く要望します。

○ 学習の森事業について、概要をうかがいたい。
県の事業で、鶴岡の他に、4町村でおこなわれている。希望する小学校の生徒を対象におこなうもの。油戸地区でおこなう。加茂小、由良小、京田小、他、2校を予定。