まず、大きな影響力を持ったメディアである毎日新聞が虚構の記事を発信することにあきれてしまいました。自分たちの存在の大きさとその影響力の理解に欠け、記事を発信することの責任を考えていないからであると思いますが、この点をもう一度考え直して欲しいと思います。
 次に、いわゆる”従軍慰安婦”に関してその虚構を作り上げることは、レベルとして”従軍慰安婦”を否定することと同じであると思います。そして、私の理解としてこの映画は、”生きている”彼女達の真実を伝えようとしていると思っているのですが、その彼女達の虚構を作りだすことは、彼女達の生き方をねじ曲げるものであるものだと思います。
 記事を書いた人、そして発信した毎日新聞は、この問題をどうとらえて自分たちの記事としてどう人に伝えていきたいのか、もう一度考え直して欲しいと個人的に思っています。

森永 希