ワークショップ研究会

文責:田岡直博



1 ワークショップ研究会

 12月に、「開発教育 またはワークショップ 」の「研究会」が発足しました。

 この「開発教育」や「ワークショップ」という言葉はやや曖昧に使われているところがありますが、研究会では、「開発教育や地球市民教育等において用いられる、ゲームやシュミレーション、ロールプレイなどの参加型のアクティビティを用いて、一定のメッセージを伝える、また参加者相互に学び合うことを重視する手法」というように理解しています 。

 「研究会」といっても、開発教育やワークショップそれ自体の研究をするわけではありません。抽象的にいえば、個々人が興味・関心を持ったテーマおよびアクティビティを用いて、交代でファシリテーターとなることで、参加者相互の学びの場を創出する試みです。

 具体的には、@誰か1人がファシリテーターとなり、他の全員が参加者となってワークショップをするだけではなく、Aワークショップお呼びファシリテーターを評価するところまで行いたいと思っています。

2 活動内容

 12月6日から、週に1〜2回程度、BOXや学相などで活動しています。

12月6日  田岡 「自己紹介」、「鏡」
12月8日  田岡 「ひょうたん島問題(レベル1、2)」
12月13日 栗本さん「自己紹介に関するアクティビティ」、「アクティブ・リスニング(傾聴)」、「人生すごろく」、「形合わせ」、「写真あて」、「ワークショップと講義型の利点と限界」
12月15日 亀山さん 未定
12月18日 小関さん 未定

3 連絡方法

 BOXノート・黒板の他に、メーリングリスト、Unicafe on line(要するにアドレスを列挙する方法)を利用して、これからの予定を告知します。これまでの活動の記録は、BOXにあるオレンジ色のファイルに綴じてあります。


【脚注】

1) 私たち一人ひとりが、開発をめぐるさまざまな問題を理解し、望ましい開発のあり方を考え、共に生きることのできる公正な地球社会づくりに参加することをねらいとした教育活動。(開発教育協議会)

2) 参加者全員が何らかの1つのものを共同して作り上げる作業

3) 教育の対象よりも方法論に着目しているのだから、ワークショップ・参加型教育の方が正確だと思う。ただ、ここで目指しているのは正確な概念規定ではない。これから研究会がやろうとしていることのおおまかなイメージを共有することである。

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