京大ユニセフクラブ2002年度11月祭研究発表
「水家族」

1 はじめに

第3章 みずから見た地球(文責:大部)


1−1「環境」とは
私たち、人類を始めとする生物はある一定の状況でしかいきられません。環境問題とは、人類が自分たちに住みやすいように環境を変えてしまったことで、自分たちに住みにくいような状況が生まれてきたという問題でしょう。

 生物や人間を取り巻く外的要因のうち、主体の生存と行動に関係があると考えられる諸要素、諸条件を全体の環境といいます。環境という言葉自体は使われていませんが環境という概念は、紀元前ヒポクラテスの「空気、水、場所について」の論文で病気の発生に及ぼす環境の影響について書かれたものが初めであるといわれています。そして生態学的な研究などで主体と環境の関係の相互依存性が明らかになりました。

 ところで、生物は、少しくらいの環境変化なら適応することができます。これはそれらが内部環境(細胞や組織など)を一定に保つ事ができるからです。このような効果をホメオスタシスといい、今では外部環境についても「生態系のホメオスタシス」という形で使われるようになりました。環境問題とは、生態系のホメオスタシスが機能しないくらい変化してしまうことでしょう。



1−2関心をもつこと

 私たちは、自分たちの住む環境の変化に関心を持つべきではないでしょうか。何故なら、人間は地球のある一定の環境でしか生きられないからです。環境は生きる主体によって変わるものです。人間は産業革命以後大きくその環境を変えてきましたが、それは人間が便利な世の中を願ったからです。このように、生物が、その生活形態、機能、欲求、行動の仕方に応じて環境基盤や生まれもった環境から都合のよい要素・因子を選ぶのは自然なことでしょう。しかし、現在のままいくと地球の環境はさらに変わり人類にさえ、住みにくくなることが懸念されています。これらの問題は現在私たちの生活に直接不自由をきたしていないので危機感を感じませんが、無関心でも良いわけはありません。なぜなら人間は社会的な動物で一人では生きていけないからです。未来に生きる人々にとって住みやすい環境を考慮することが必要でしょう。また、今既に先進国の歩んできた道のりのなかで起こった変化によって発展途上国に干ばつなどの異常気象が起こり、貧困を加速させているともいわれています。
 まず、自らの生活がどのような環境に影響を与えるのか、知ることから始めてみましょう。私たちの体の60%を構成し、気象を操っている「水」から世界をみてみませんか?。




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