ミニ学習会「ODA]報告

原田勇輝(はらだゆうき)

 


1.動機

ODAにはもともと興味がありました。ただ、自分でも案外基本的な事がわかってなかったりしたので、新入生の増えるこの機会に一度自分のためにもやっておこうと思ったのがきっかけです。

2.目的

ODAに関して基本的なことを知ってもらい、そのうえで問題の複雑さをも知ってもらいたいと思いました。そして、まず各人のODAに対する漠然としたイメージを聞き、学習会後もう一度各人の考えを聞こうと思いました。

3.経過

(1) 各人のイメージ

  相手国のためになっていない、公害輸出、国益追及、紐付き、住民のためになっていない………
  想像はしていましたが、やはり良いイメージは誰も持っていないようでした。

(2) 基本的知識の伝達

  ODAの基本的条件、OOF、輸銀、JICA、OECF、世銀などの基本的な知識の伝達。

(3) ODAに関する討論

・ ODAは国益追求であって良いのか?
・ なぜ日本のODAは依然として、贈与部分ではタイドが多いのか?
・ 経済インフラへの出資が多く、BHN分野への出資が少ないのはなぜか?
・ なぜ日本のODAはLLDCではなく、アジアの中所得国に偏っているのか?
などについて、ODA推進派と反対派に分かれて討論しました。

(4) 感想

  感想を聞く時間はほとんどありませんでした

4.学習会の反省

 まず、参考にした書物が古すぎました。さらに討論用に必要となる資料を事前に準備できなかったのが良くなかったと思います。また、時間を考えると、論点が多すぎた気もしますし、うまく話が発展していくようにできなかったのも大きいと思います。

 

 

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