学習会報告

インドネシア現代政治

深川博志


 12月10日、「連続講座 アジアの現代政治を考える 第2回 インドネシア」を行ないました。寒さも厳しくなってきたためか、出席者は、神谷、石川の2名という寂しいものでした。ただし、「会議の密度と参加者数は反比例する」という法則の正しさが、今回も実証されました(!?)。

 第2次大戦後のインドネシアの政治を要約すれば、「スカルノ時代→1965.9.30事件→スハルト時代」となります。あえて比べていえば、スカルノは対外政治重視、スハルトは経済発展重視といえます。

 最後に、96年7月末以来続く、反政府勢力への政府による抑圧によって逮捕、投獄された7人の学生の即時無条件の釈放を求める手紙を書いてもらおうと思ったのですが、失敗しました。

 発表者が前回やった学習会よりは、多少ましな学習会になったのではないかと思います。しかし、なによりも発表者自身がそれほど詳しく知っているわけではないので、参加者の反応を見ながら、臨機応変に話題を変えるというほどの芸当はできませんでした。レジュメに沿った話をしてしまいました。いまいち分かりにくかったかなあ。

 でも、「スカルノとスハルトが別人物だと初めて知った。」という人もいたから、まったくの無駄ではなかったと思います(思いたい)。

 

 

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