From the Press「愛国心について」報告

安藤 雅樹


 今回の From the Pressは、サッカーのワールドカップに日本の代表が出ることができるか、ということについて日本全体(?)が、盛り上がっているので、その記事について取り上げて、みんなは日本が勝ってほしいか、ということについて、話し合うことにしました。

 もちろん、それだけのことを話し合ってほしかったわけではなくて、更に、日本という国に対しての愛国心というものは存在するか、ということも話し合ってほしかったのですが、やはり、愛国心というものの定義がはっきりしなかったこともあって、そのことについての話は、あまり進みませんでした。しかし、あまり愛国心というものは存在していないように見受けられました。

 サッカーに関しても別に勝っても負けてもいい、いいプレイが見ることができればいい、といった感じでした。これは、何人かはそのような人はいるかも知れない、とは思いましたが、絶対に日本に負けてほしくない、という人のほうが多数かな、と思っていたので、かなり意外でした。

 その後、どこまでの範囲の地域を愛することができるか、という話になりました。

 その議論によると、やはり自分が実際に体験として関わっている地域まで、ということになるだろう、ということでした。

 以上が議論の主な内容(というか、結構盛り上がっていたわりに内容を全て思い出
すことができないのですが、)です。

 以下は雑文です。読み飛ばしてもらってもかまいません。

 僕は、ずっとなぜユニセフクラブに入ったのか、ということを考え続けていました。今年1年ユニセフクラブの運営に関わっていたのですが、その答えを持たずに、運営を行なうことはかなりつらいことでもありました。なぜ、ユニセフクラブに関わっているのか、ということを考えたのは、僕はまったく、といっていいほど世界のことに関心を持てなかったのです。過去型で書きましたが、現在もその状態は続いています。世界の問題を考えるためには、かなりの想像力を必要とすると、僕は思います。自分とはまったく無関係の(少なくとも実際の生活の中では)他の世界で起こっている問題。その問題についてなんとか自分のものとして考えようと努めたのですが、結局無理でした(今はもうあきらめました)。どうしたら「遠く離れた」世界の問題に興味を持てるのでしょうか。それは、遠く離れた、問題であるということを思わないようにすることが一番だと思います。ですが‥。

 今まで、僕がずっと考えてきたのは、自分の住む地域を愛するように、地球を愛することができれば、世界の諸問題は解決できるのではないか、ということです。どうしたら、全ての人が(そして僕は)世界の全ての地域を愛することができるのでしょうか。

 一つ思っていることは、火星などから火星人が地球に攻めてこないか、ということです。そうすれば地球は地球で一つにまとまることができるはずです(日本が戦争の時に一つにまとまったように)。でも、まあ火星人が攻めてきたとしたら、それはそれで他の問題が起こるので、そんなことを望むのは避けたほうがいいでしょう。

 世界全体を全て愛するためにはどうすれば良いのでしょうか。世界各地を旅行することが必要なのかも知れません。でも、それにはお金が‥。世界というものに自分が属している、という意識を意識下に教育によって刷り込むことも必要だと思います。教育というものは絶対不可欠だとは思います。でも‥、うーん、どうしたらいいんだろう‥。

 そもそも、世界の問題を解決する際に、世界全てを愛することが必要なのでしょうか。こういうことも含めて、皆の意見を聞けたら、うれしく思います。どうでしょうか?

 思っていることを書き散らしただけの文章になってしまいました。ゆにとぴあにこんな雑然としたことを書いていいのでしょうか。なにはともあれ、みんなが何か考えるきっかけとなれば幸いです。

 

 

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