東大生も「ついていけぬ」

女子より男子 文系より理系
授業難しい、じりじり増加

1999年12月15日 朝日新聞朝刊

 授業についていけない東大生が増加中?−−。東大が14日発表した1998年の学生生活実態調査で、こんな結果が出た。大学生の学力低下が問題視されているが、東大生も無縁ではいられないようだ。

 この調査は昨年11−12月に、学部学生約2000人を対象に実施。約6割の回答を得た。

 このうち、大学のカリキュラムが「消化できるか」とたずねたところ、「できない」「多少困難」と答えた学生は計28.7%で25%足らずだった95年以降、毎年じりじり増え続けている。中でも、理由として「授業の内容が高すぎて理解できない科目がある」ことをあげた学生が全体の8.7%を占め、この割合も5.4%だった95年から増加傾向。1割に迫る勢いだ。カリキュラム消化を困難視しているのは、女子より男子、文系より理系に多いという。

 このほか、もっとも不安や悩みに感じていることとして、4人に1人が「就職」をあげ、家計支持者の年収平均額が91年以降もっとも低い1,034万円(前年調査比2.3%減)になるなど、長引く不況が影を落としていることもうかがわせた。


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