独立行政法人を統合

1999年9月22日 読売新聞 

1999年9月14日 読売新聞 

独立行政法人の統合案

1999年9月22日 読売新聞朝刊

 政府の中央省庁改革推進本部は21日、顧問会議に対し、次期臨時国会に提案する独立行政法人の個別設置法案の内容を提示した。2001年4月に独立行政法人に移行する82の行政機関については、国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館の3美術館を単一法人にするなど、55法人に整理統合する方針が正式に示された。


独立行政法人移行の82機関を55に統合

美術館・通産省研究所など

政府方針 効率運営めざす

1999年9月14日 読売新聞朝刊

 政府は13日、中央省庁再編に伴って2001年4月に独立行政法人に移行する82の機関を整理・統合して55機関とする方針を固めた。一つの法人が複数の施設を運営することで業務の連携を進め、運営の効率化や行政サービスの向上を目指すもので、国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館の3美術館を統合するほか、通産省関係の16の研究所を1つに統合するなどの具体案をまとめた。秋の臨時国会に各法人の業務内容、組織概要などを定めた個別の法案を提出する。

 独立行政法人を巡っては、政府の中央省庁改革推進本部(本部長・小渕首相)が@業務内容に共通部分が多いA人材交流や研究協力を相互に行った方が効率的−などの観点から、今春から関係省庁と調整、整理・統合案を検討してきた。その結果、82機関を55機関に統合する一方、環境庁の国立環境研究所、科学技術庁の航空宇宙技術研究所など27機関については「独自の業務内容で他機関と連携するのは非効率」として、単一の独立行政法人として設置することにした。

 国立近代美術館(東京・北の丸公園と京都市左京区の2か所)、国立西洋美術館(東京・上野公園)、国立国際美術館(大阪府吹田市)の3美術館は、「収集テーマは重複する部分もあり、共同で作品を集めて企画展を行ったり、職員間の交流を深めた方が行政サービスの向上にもつながる」との理由で統合することにした。

 果樹試験場、野菜・茶業試験場など農林水産省の7つの試験場はこれまで品種改良などの研究を個別品目ごとに別々に行ってきたが、「農業生産の向上に関する試験場という意味で共通点も多い。研究成果を租互に活用し合った方が効率的」との判断から、統合することにした。  

 2004年度に独立行政法人に移行する国立病院・療養所(全国に約230か所)については、移行時期までに時間があることから、各病院ごとに法人を設置するか、一つの法人にまとめるかを今後調整することにしている。

整理・統合の対象機関
科学技術庁関係 金属材料技術研究所、無機材質研究所(2研究所を1つに)
文部省関係 国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館(3美術館を1つに)
農水省関係 農業研究センター、畜産試験場、草地試験場、果樹試験場、野葉・茶業試験場、農業試験場、家畜衛生試験場(7試験場を1つに)

水産研究所、水産工学研究所、養殖研究所(3研究所を1つに)

農業生物資源研究所、蚕糸・昆虫農業技術研究所(2研究所を1つに)

通産省関係 産業技術融合領域研究所、計量研究所、計量教習所、機械技術研究所、物質工学工業技術研究所、大阪工業技術研究所、名古屋工業技術研究所、生命工学工業技術研究所、地質調査所、電子技術総合研究所、資源環境技術総合研究所、北海道工業技術研究所、九州工業技術研究所、四国工業技術研究所、東北工業技術研究所、中国工業技術研究所(16研究所をlつに)

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