大学の先生何点取れる

高知工科大、教員評価を点数化

賞与に反映、競争促す

2001年7月27日 日本経済新聞 朝刊


 高知工科大学(高知県土佐山田町、岡村甫学長)は教授、助教授、講師の全95人の教員を対象に、研究内容、就職あっせんなどの実績を点数化する「教員評価システム」を独自に開発した。大学教員の評価を数値で一元化したのは、海外を含めても珍しいという。年2回の賞与に反映し、今夏の支給分から適用した。企業並みの評価システムを導入して教員の競争を促し、学内を活性化するのが狙い。将来は年間報酬にはね返るようにし、教員の契約更新条件に利用することも検討している。

 評価項目には研究内容や教育のほか、大学への様々な貢献も取り入れた。直接貢献としては入学者確保への協力、教えている学生数や講義の質、企業などからの研究資金の導入額などを評価。間接的な貢献として、広報活動や講演、教材作成なども対象にする。これらを点数化する基準を設け、学長、副学長、学科長ら6人で構成する評価委員会が採点。データは学内に公開する。

 各項目を合計した総合評価は上限を設けない加点方式。今回実施した結果では最高千数百点、最低数百点となり、格差は2―3倍。賞与に反映した結果、金額で最大20―30%の格差がついた。

 岡村学長は「主観的にしか判断できないものも点数化して目に見えるようにした。それぞれの教員が自分の得意な分野で評価を上げればいい」と話している。1年後には項目ごとに重視する度合いを変える「ウエート付け」を見直し、システムを改善する。


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