私大の3割定員割れ

 今春の新入生

22校は半数届かず

2001年7月6日 朝日新聞 朝刊

 今春の新入生の数が入学定員を割り込んだ私立大学が全体の3割に達し、私立短大では半数以上にのぼることが、日本私立学校振興・共済事業団が5日公表した調査でわかった。入学定員の半数にも満たない大学は前年より5校増えて22校、短大は9校増の50校と、過去最多になった。

 今年度に学生募集した4年制私立大学493校、私立短大449校を対象に調べた。大学は入学定員約42万人に対して、志願者約290万人、合格者約95万人で、入学者は定員の1.13倍にあたる約48万人だった。

 入学者が定員を下回った大学は、前年より18校多い149校で全体の30.2%を占めた。「定員割れ」大学の比率は前年より2.4ポイント悪化している。

 地域別にみると、中国・四国で大学の入学者合計が入学定員合計を下回った。

 短大は入学定員約13万人に対して、志願者約21万人、合格者約15万人、入学者は約12万人で、定員の9割にしか達しなかった。入学定員を割り込んだ短大は246校で全体の54.8%。前年より3.2ポイント改善した。


私大入試、入学定員割れ3割も

今春、志願者は9年ぶり増

2001年7月6日 読売新聞 朝刊

 今春の私立大の入試では、9年ぶりに志願者が前年を上回る一方で、入学定員割れが昨年よりさらに悪化して30%を超え、人気大と不人気大の「二極分化」がさらに進んでいることが5日、日本私立学校振興・共済事業団の調査で分かった。昨年定員割れが6割近くに達した短大はやや持ち直したが、志願者数、合格者数、入学者数とも昨年を下回っており、深刻な状態は変わっていない。

 学生を募集した全校の5月末現在の入学者数などを調べた。18歳人口が昨年とほぼ同じ状態の中、大学全体では志願者が約7万6700人増加、志願倍率も6・80倍から6・91倍になった。しかし、全493校のうち、30・2%にあたる149校で入学者数が入学定員を下回っており、昨年の28・2%よりやや悪化した。

4年制私大の3割定員割れ

2001年7月6日 日本経済新聞 夕刊

 今春の4年制私立大学の入学志願者数は約290万人で9年ぶりに前年を上回ったものの、約3割の大学で新入生の数が入学定員を割り込む「定員割れ」が起きたことが、6日までの日本私立学校振興・共済事業団の調査で分かった。

 同事業団は「カリキュラム改革や選抜方法を多様化するなど各大学の努力が志願者増につながった一方で、大学の人気、不人気による2極化も進んでいる」と分析している。

 調査は、今春学生募集を行った私立のすべての4年制大学493校と、すべての短大449校を対象に実施した。

 4年制大学では、志願者は前年の2.7%増。志願倍率は6.91倍と、前年より0.11ポイント高くなった。定員割れしたのは約30%に当たる149校で、前年より18校増えた。うち定員の60%にも満たなかった大学は前年より13校増え、35校だった。

 短大では、定員割れは約55%に当たる246校で起きたが、入学定員を減らした大学も多く、前年より3.2ポイント改善した。


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