国立大整備に1兆6000億

大学院など新増築・改修

文科省計画

5年で600万平方メートル

2001年4月19日 読売新聞 夕刊


 手狭で古い国立大学の施設改善のため、文部科学省は今後5年間に約1兆6000億円をかけ、約600万平方メートルを新築、増築、改修する緊急計画をまとめ、19日開かれた総合科学技術会議に報告した。大学院や先端医療施設などを最優先に約210万平方メートルを新・増築するほか、築30年以上の老朽施設を改修し、現行の耐震基準を満たしていない建物の一掃を目指す。

 大学の施設改善については、昨年度までの第1期科学技術墓本計画で「1200万平方メートルの整備が必要」とされたが、5年間で整備できたのは、わずか390万平方メートル。現在、築25年以上の未改修施設は590万平方メートルで全体の4分の1を占め、不足面積も約510万平方メートルに上っている。

 緊急計画では、新・増築の対象を、大学院120万平方メートル、卓越した研究拠点40万平方メートル、先端医療を行う大学病院50万平方メートルの計210万平方メートルと明記。老朽化対策は、耐震性に問題のある1970年以前の建築物に絞り、約390万平方炉の改修を急ぐ。これらの整備に必要な予算は約1兆6千億円で、過去5年間の1兆円を大幅に上回る。


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