大活字本シンポジウム

 

弱視者(低視力者・高齢者)も読める大活字本は、

真に豊かな活字社会をつくることができるのか?

 

弱視者の読書への思い「読むこと、生きること」について、日本で初めて、本の関係者が集まって考える機会です。読むことが生きることに直結している弱視者の読書体験について見つめ直すことが、全ての人が読書する機会を得ること、暮らしやすい社会づくりにつながるということを一緒に考えてみませんか。

 

日  時 : 平成211031日(土)

午前の部1000〜 午後の部1330 閉会 1800

会  場 : 日本教育会館 第一会議室

来場者数 : 最大300名 参加方法 : 予約制 

参加費:資料代として500円(当日払い)

メール:masamitsu@daikatsuji.co.jp(市橋)

 

 

【プログラム】

 

9:40   開場

10:00 開会

 

午前の部 大活字文化普及協会の活動が実現すること

 

  10:15〜 ビデオ講演

『弱視者と読書』

講師:芳賀優子(NHKラジオキャスター/弱視者)

  11:00〜 講演

「読むこと、生きること〜図書館の現場から〜」

講師:山内 薫(墨田区立あずま図書館)

 

  休憩:12:30〜13:30

 

午後の部 講演会

 

 13:30〜

「暮らしのなかの視野〜文字の見え方と視野〜」

講師:吉田雅子(吉田眼科医院 院長)

 14:30〜

「視力3cm〜東大入学 ハンデに負けない生き方〜」

講師:小川明浩(PICASO〜東大早慶ベストセラー出版会〜代表)

 15:30〜

「海外の図書館事情から国立国会図書館の

   電子図書館構想の可能性を考える」

〜全ての人に読書する機会を提供する方法〜

講師:長尾 真(国立国会図書館館長)

 16:30〜

「やっぱり読書はすばらしい!」(仮題)

  〜大活字本は真に豊かな活字社会をつくることができるのか〜

講師:阿刀田 高(作家・日本ペンクラブ会長)

 17:30〜

パネルディスカッション

『すべての人に読書機会を提供するしくみを考える』

パネリスト(予定):吉田・山内・長尾・阿刀田・市橋・小川

 

     18:00 閉会

 

 

午前の部 詳細

『大活字文化普及協会の活動が実現すること』

ビデオ講演「弱視者と読書」芳賀優子(NHKキャスター/弱視者)

 自らが弱視者でありながらも読書をこよなく愛する芳賀優子氏のビデオ講演の上映。幼少期より本に接し、書物を手に取っての読書がいかに豊かな行為なのかを自身の体験談を交えて講演していただきます。

 

 下記は芳賀優子氏からのコメントになります。

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 一人の弱視者の読書経験ということで、ご理解いただけたら嬉しいです。このビデオ講演では、弱視の子供にとっての読書習慣の形成が、どんなに大切かを強調して、筋道を立てて説明したいと考えています。

デジタル機器の発達により読書方法が進化したとしても「アナログの読書があってこその、マルチメディアの読書」であることを皆さんに理解してもらいたいと思っています。私の子供のころの(小学生まで)ベストテン(あえて順位はつけません)を以下に記します。「読み聞かせ」で好きになったものには「※」を入れておきます。

本は、「読み・聞き・話し」によってそれぞれ違った味わいがあります。

 ・アラビアンナイト ・フランダースの犬 ・かぐや姫

 ・あんじゅとずし王 ・※東海道中膝栗毛 ・※秘密の花園 

 ・※アンクル トムの小屋 ・アルプスの少女ハイジ

 ・雨月物語  ・なぜなに理科教室

脈絡のないところが、私のB型たるゆえんです。(笑)

よろしくお願いいたします。

   芳賀 優子

 

 

講演「読むこと、生きること〜図書館の現場から〜」

講師:山内 薫氏(墨田区立あずま図書館) 

 

山内 薫(やまうち かおる)プロフィール

1969年より東京都墨田区立あずま図書館に勤務。寺島図書館、緑図書館を経て、再びあずま図書館。この間、子どもへのサービス、図書館利用に障害のある人へのサービスを担当。拡大写本サービスを早くから手がけ、最近は高齢者や知的障害者へのサービスに取り組んでいる。

 

 

午後の部 詳細

 講演会

 

 13:30〜

 

「暮らしのなかの視野〜文字の見え方と視野〜」

講師:吉田雅子(吉田眼科医院 院長)

 

 視覚障害と一口に言っても、その障がいの大きさや深さにより、表現される視野の形態や障がいの程度はさまざまで、見え方もひとり一人異なります。日常の生活が不自由となるだけでなく、その不自由さを周囲の人に理解されないことは大きな苦しみとなります。

 なぜ不自由なのか。視野について眼科の検査としてではなく、暮らしのなかの見え方として具体的に説明したいと思います。

 

吉田雅子(よしだ まさこ)プロフィール

1976年 京都大学医学部医学科卒業/京都大学医学部付属病院眼科

  神戸市立神戸中央市民病院眼科医員

1982年 京都大学大学院医学研究科修了/京都大学医学博士

  京都大学医学部付属病院眼科助手/医仁会武田総合病院眼科部長

  京都大学医学部非常勤講師

1987年 京都市にて吉田眼科医院開業

 

 

14:30〜

 

「視力3cm〜東大入学 ハンデに負けない生き方〜」

講師:小川明浩(PICASO〜東大早慶ベストセラー出版会〜代表)

 

 人生を大きく変えることになった幼少期の「本」との出会い。

目が悪くても本が好きだという気持ちは、生きていく上で大きな心の支えになったと言う。本が心に与える力とはどんなものなのか…。

 

小川 明浩(おがわ あきひろ)プロフィール

1987年、未熟児で生まれ、弱視、色覚障害があることが生後間もなく判明。幼少期から心身障害者福祉センターで訓練を受け、普通学校に入学し見事受験戦争を勝ち抜き東京大学に入学。

現在は、「PICASO〜東大早慶ベストセラー出版会〜」の代表を務める。

 

 

 

15:30〜

 

「海外の図書館事情から国立国会図書館の

  電子図書館構想の可能性を考える」(仮題)

〜全ての人に読書する機会を提供する方法〜

講師:長尾 真(国立国会図書館館長)

 

※下記講演内容をご提案中です。

 海外の国立図書館の電子化情勢から日本の国立国会図書館の将来的な展望。そして、電子図書館構想が障害者利用の可能性を大きく拡げていく可能性があり、全ての人に読書する機会を提供するしくみの実現につながることについて。

 

長尾 真 (ながお まこと)プロフィール

1959年 京都大学工学部電子工学科卒業

1973年 京都大学教授

1997年 京都大学総長

2004年 情報通信研究機構理事長

2007年 国立国会図書館館長

 

 

16:30〜

 

「やっぱり読書はすばらしい!」(仮題)

  〜大活字本は真に豊かな活字社会をつくることができるのか〜

講師:阿刀田 高(作家・日本ペンクラブ会長)

 

阿刀田 高 (あとうだ たかし)プロフィール

1979年 短編『来訪者』で第32回日本推理作家協会賞を受賞

1979年 短編集『ナポレオン狂』で第81回直木賞を受賞

1995年 『新トロイア物語』で第29回吉川英治文学賞を受賞

2007年 日本ペンクラブ会長

 

17:30〜講師によるパネルディスカッション

『すべての人に読書機会を提供するしくみを考える』

 

 

会場までの案内

東京都千代田区一ツ橋2‐6‐2

道案内専用電話 03‐3230‐2833

最寄り駅

地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅

 (A1出口)下車徒歩3

地下鉄都営三田線神保町駅(A8出口)下車徒歩5

東京メトロ東西線竹橋駅(北の丸公園側出口)下車徒歩5

東京メトロ東西線九段下駅(6番出口)下車徒歩7

JR総武線水道橋駅(西口出口)下車徒歩15

 

大活字文化普及協会

(特定非営利活動法人化予定)

千代田区神田神保町2-14 朝日神保町プラザ1109号室

TEL03-5282-4361FAX03-5282-4362

www.daikatsujibon.jp