リニア中央新幹線沿線の各知事が意見を表明

 中央新幹線環境影響評価方法書に対し、2月23日〜3月5日に、知事意見などを沿線各都県はJR東海へ提出した。各知事はリニアを歓迎する立場ではあるが、JR東海が電磁波についてのデータをきちんと示していないことには、批判的な意見が目立った。
 長野県知事は、磁界について国際的な基準値以下であっても長期間暴露された場合の人体や生態系への影響が不明な点が多いとして、山梨リニア実験線等で把握しているデータを開示しその測定方法や測定条件を詳細に示すことなどを要求した。
 山梨県知事は、山梨リニア実験線における測定結果等を具体的に示すとともに、当該項目に係る環境影響の把握の必要性について検討し、検討の経緯及び結果を準備書に記載することなどを求めた。
 神奈川県知事は、方法書に書かれている内容だけでは磁界の求め方や影響について理解することは非常に難しいと苦言を呈した。
 岐阜県知事も、山梨リニア実験線での磁界の測定結果の値がどのような測定・解析により導かれたものかわかりやすく説明することなどを求めた。
 以上の詳細に関しては、kabochadaisukiさんがhttp://park.geocities.jp/jigiua8eurao4/asesumento-shingi.htmlから、各都県の意見書、審議の議事録などにリンクを張っている。


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