ドコモの株主向けウェブサイトに電磁波リスクを掲載

NTTドコモの株主向けウェブサイトに、電磁波による事業などのリスクに関する見解が掲載されました。まるで泣き言を言っているかのような説明です。

<以下、当該ウェブページより抜粋>

当社グル−プの経営成績、財政状態および株価等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。(ただし、これらに限られるものではありません)。
無線通信による健康への悪影響に対する懸念が広まることがあり得ること
 メディアやその他の報告書によると、無線端末とその他の無線機器が発する電波は、補聴器やペ−スメ−カ−などを含む、医用電気機器の使用に障害を引き起こすこと、ガンや視覚障害を引き起こし、携帯電話の使用者と周囲の人間に健康上の悪影響を与える可能性を完全に拭い切れないことや、特に使用者が子供の場合、より大きな健康上のリスクを示すかもしれないとの意見が出ております。これらの報告は最終結論に達しておらず、報告書の調査結果には異議も唱えられているものもありますが、無線電気通信機器が使用者にもたらす、もしくはもたらすとと考えられる健康上のリスクは、既存契約者の解約数の増加や新規契約者の獲得数の減少、利用量の減少、新たな規制や制限ならびに訴訟を通して、当社グル−プの企業イメ−ジ及び当社グル−プの財政状態や経営成績に悪影響を与える可能性もあります。また、いくつかの移動通信事業者や端末メ−カ−が、電波により起こり得る健康上のリスクについての警告や無線端末のラベル上に表示していることで、無線機器に対する不安感は高められているかもしれません。研究や調査が進むなか、当社グル−プは積極的に無線通信の安全性を確認しようと努めておりますが、更なる調査や研究が、電波と健康問題に関連性がないことを示す保証はありません。
 さらに、当社グル−プの携帯電話と基地局から発する電波は、電波のSAR(比吸収率)に関するガイドラインなどの、日本の電波に関する安全基準と、国際的な安全基準とされている国際非電離放射線防護委員会のガイドラインに従っています。一方、日本の電波環境協議会は、携帯電話や他の携帯無線機器からの電波が一部の医用電気機器に影響を及ぼすということを確認いたしました。(後略)


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