<海外情報>

イタリアで携帯電話とガンの関係を認める

 イタリア人のイノセンソ・マルコリ−ニさんは、仕事で1日に5時間も携帯電話を使用し、2002年に携帯を使う側の頭部に腫瘍が発生し、現在、顔面マヒ状態です。
 そのため、マルコリ−ニさんは、腫瘍は仕事で携帯電話を使用したためにできたと、労働裁判所に訴えましたが敗訴しました。しかし、神経外科医など専門家がマルコリニ−ニさんをサポ−トし、上訴した結果、ブレッシア控訴裁判所で、過度の携帯電話が腫瘍の原因だという、画期的判決を勝ち取りました。
 この判決はイタリアのみならずEU加盟国でも法廷で出された初の判断です。


会報第62号インデックスページに戻る