半年に及ぶ取り組みでドコモ携帯鉄塔建設を断念させた新潟市上新栄町の取り組みの記録

□低層住宅地域に43mの鉄塔計画
 新潟市の寺尾北地区は第一種低層住居専用地域である。そこにNTTドコモが直径1.6m、高さ43mの携帯電話中継基地局塔を建てようとした。
 予定地から約百mのところには寺尾中央公園があり、150m先には老人憩いの家「寺尾荘」がある。
 寺尾中央公園周辺は、新潟市のシンボルである夕日と松林、海の見える丘として美しい景観に優れ、市民の憩いの場として高い評価を得ている。
 もし鉄塔が建てばちょうど夕日の沈む方向と重なり、景観はさえぎられ低層の住宅地住民に心理的な圧迫感を与えることは必至だ。
 住民たちが鉄塔建設反対に立ち上がったのは当然の成り行きだ。2001年7月のことである。しかしながら当初は巨大企業NTTドコモが基地局建設を断念するとは想像もしなかったと住民たちは回顧している。

□住民パワ−の勝利
 電磁波問題市民研究会事務局長が学習会講師に呼ばれたのは、2002年2月24日である。その時の感想は「じつに魅力あふれる多士済済な住民たち」であった。弁の立つ人、押し出しのきく人、法律に明るい人、技術に詳しい人、まめな人、文章力のある人、といった具合だ。私は思わず言った。「ここは勝てます」と。
 それから1ヵ月半後の4月9日にドコモが住民に「基地局建設は中止する」と連絡してきた。これだけ人材豊富なところに計画したドコモの浅はかさといえよう。

□事後報告のため訪ねてきたのでびっくり
 事務局次長的役割の上新栄町第四自治会の紺野さんから勝利の一報がきた時はこちらも本当にうれしかった。(会報15号と16号参照)。
 しかし驚いたのはその後だ。勝利報告から半年以上経ったある日、紺野さんから電話があり「報告集ができたから会いたい」と言ってきた。
 その律儀さもさることながら、JR市川駅近くで事務局長の小林さんと紺野さんが持ってきた報告集は152ペ−ジにおよぶ厚さ。しかも資料が豊富なだけでなく読みやすくまとめられている。
 なにしろ大部なので全部を紹介できないがその一端を以下紹介しよう。


<NTTドコモ携帯基地局建設阻止の記録>
<新潟市上新栄町第四自治会NTTドコモ携帯基地局建設阻止対策委員会>

<写真:ドコモ新潟支店へ抗議>

<写真:女性パワーにあふれる集会風景>

<写真:ユーモアセンスのある看板(DoCoMoだめ)>

<写真:ドコモ新潟支店前のデモンストレーション>

<新聞報道記事:新潟日報2002.1.12(地元住民が反対署名。携帯電話機地局問題。ドコモに4200人分提出)>


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