海外情報

マイクロウェーブ・ニュース
2002年7〜8月号より
(抄訳 TOKAI)

携帯電話メ−カ−に警告のベルが鳴る

フィンランドのレジンスキ−の研究が注目を受ける

□二つのメディアで取り上げられた
 『フィナンシャル・タイムズ』と『ウォ−ルストリ−ト・ジャ−ナル』は、フィンランド放射線・核安全局のダリウス・レジンスキ−(Dariusz Leszczynski)が、6月24日からカナダのケベックで開催されたBEMS(生体電磁学会)で発表した研究報告を「携帯電話メ−カ−に警告のベルが鳴る」(『フィナンシャル・タイムズ』)と大きく報じた。
 レジンスキ−の研究によると、携帯電話の電磁波が多数の異なった遺伝子発現の方法を変えてしまったというもの。このレジンスキ−の研究が正しいとなればBBB(血液脳関門)の漏洩とがんの関係の解明について大きな前進となろう。
 BBB(血液脳関門)は有毒物が脳内に浸入するのを防ぐ機能で、これがマイクロ波の影響で機能不全となれば当然免疫機能に狂いが生じてがんの発生にまで発展する可能性に通じるからである。

□プロモ−タ−?
 レジンスキ−は「モトロ−ラの携帯電話は生体細胞にストレス反応をもたらすが、それはしばしばあることだ」と語っている。
 そして「私は携帯電話電磁波が腫瘍を引き起こすと言っているのではない。電磁波が生体細胞の発達にダメ−ジを与える可能性があると言っているのだ」と語った。
 電磁波はがんのイニシエ−タ−(発生因子)でなく、プロモ−タ−(促進因子)であることをそれは意味している。BBBの機能不全はそのいい例だ。

<写真>ダリウス・レジンスキ−の顔


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