千葉県市川市福栄地区の送電線下で肝臓がん死が多発!

 千葉県市川市南部の福栄地区に東京電力の、27.5万ボルトの高圧送電線が走っています。最近会員になられたBさんは自らの家族をがんで失い、それがきっかけで周辺を調べてみると送電線近接地帯でがんそれも肝臓がんで何人の死んでいることを知りました。このペ−ジと次ペ−ジに掲載された資料がBさんが調べたものです。
 イギリスのヘンショ−博士が、送電線周辺に放射性物質のラドンなどの汚染エアロゾルが集結することからハイリスクの肺がんが発生している、という説を主張しNRPB(英放射線防護局)もヘンショ−理論の究明に乗り出しましたが(電磁波研会報・第14号12ペ−ジ参照)福栄地区では肝臓がんが多発しています。
 電磁波による人体への影響はまだ未解明な領域が多く、今後様々な調査が求められますがBさんの提起した問題は重要です。

添付資料:市川市福栄、高圧線隣接家屋でのガン死亡数(Bさん作成)>

 本年の3月下旬に、Bさんの案内で電磁波問題市民研究会事務局長がAさん(電磁波過敏症の人)と共に現地を見てきた。Bさんの家は鉄塔と鉄塔の中間部分の送電線が垂れ下った部分にあり、電磁波測定器の目盛りは13ミリガウスを指す。Aさんは「強い電磁波を感じます。顔が突っ張る感じです。」と表現した。「家の2階部分では19ミリガウスぐらいになる」とBさんが説明する。これが24時間続くのである。正直言って送電線が恐いと感じたのは初めてである。


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