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 ・日本政府は国連の勧告に従い、日本軍性奴隷制度に対する完全な法的賠償を実施せよ!

 ・日本政府はアムネスティー・インターナショナルの勧告に従い、日本軍性奴隷被害者たちに全ての種類の賠
  償を行い、その実行のための効果的な行政措置を直ちに講じよ!

 ・韓国政府は日本軍性奴隷問題解決のための対日外交活動を直ちに実行せよ!


 

 世界の歴史に前例のない人権染躪と人種抹殺、女性に対する性奴隷性という犯罪として記憶されている第二次世界大戦が終わり、61年が経った。

しかし、なぜ過去の戦争は現在の戦争にまで続いているのか。女性に対する性奴隷化はなぜ中断されることなくくり返されているのか。

戦犯が処罰されることなく、むしろ「自国の平和」のために犠牲となった殉国者として崇められ参拜される現実、戦争犯罪による被害者は何の賠償も受けることなく、過去の傷と痛みをそのまま抱え絶え生きなければならない現実、過去の戦争についてしっかり学ぶことで二度と過去の過ちがくり返されないよう教育を受けるべき子どもたちが歪曲された歴史を真実であると教えられる現実…このような現実が正に過去の誤った歴史を断ち切る上で足かせとなっている。

 アジア太平洋戦争の終結から61年目となる8.15を前にした今日、世界は、過去15年間、日本軍性奴隷問題解決を求め 毎週水曜日ごとに集会を続けてきた韓国の日本軍「慰安婦」被害者たちと共に連帯し、『Stop 女性への暴力! 日本軍「慰安婦」被害者に正義を!』と叫んでいる。

私たちは、この世界連帯行動を通じて、日本の軍国主義によって人権と尊厳を踏みにじられ、生を根こそぎ奪われた性奴隷被害女性たちに正義を回復させたい。また、今もなお続いている戦争により、人権を踏みにじられている世界の女性や弱者たちに、連帯と希望のメッセージを伝えたい。

1. 
日本政府は国際機関の勧告に従い日本軍「慰安婦」被害者に速やかに謝罪し賠償せよ!

日本はアジアの女性たちを日本軍の性奴隷として拉致し人権を踏みにじる犯罪を犯した。すでに国連をはじめとする国際機関は、日本軍「慰安婦」制度を非人道的な犯罪であると明らかにし、日本政府に対し、被害者たちが高齢であることを考慮し直ちに謝罪と法的賠償を行なうよう勧告した。
世界の市民社会もまた、日本政府が国際機関による勧告に従うよう促してきた。だが日本政府はむしろ、過去の犯罪への隠蔽や妄言をくり返しており、首相による毎年の靖国神社参拜や歴史教科書歪曲、平和憲法改悪などを試みながら、再び軍国主義へと回帰しようとしている。世界の平和と正義のために連帯する私たちは、今一度日本政府に強く求める。

 
- 日本政府は日本軍「慰安婦」被害者たちの要求を一日も早く受け入れること
   - 日本政府は国際機関の勧告に従い、速かに日本軍「慰安婦」問題を解決すること



2. 日本軍「慰安婦」被害を被った被害国政府は、日本政府に日本軍「慰安婦」問題解決を積極的に要求せよ!

第二次世界大戦後のヨーロッパでは、ナチス戦争犯罪を解決するために、ドイツ周辺諸国の政府が犯罪を告発し犯罪者を探し出すなど、問題解決に積極的に取り組んだ。
しかし、それとは異なり、日本の戦争犯罪による被害を被ったアジア諸国は、日本の戦争犯罪を告発することさえ自ら回避してきた。

特に、女性たちに犯された日本軍「慰安婦」犯罪は、被害国内部でさえ徹底的に無視され隠蔽されてきた。このような被害国政府らの非自主的な態度は、日本政府が戦争犯罪を隠蔽し法的責任を回避することへの助けとなった。

日本軍「慰安婦」被害者たちに正義が回復されることを切に願って連帯する私たちは、被害を被った各国政府に強く求める。

  - 被害国政府は日本政府に対し日本軍「慰安婦」問題の解決を積極的に要求することで日本軍「慰安婦」
   問題解決の先頭に立つこと

3.戦争と暴力が終わり平和と正義が実現する日まで世界市民社会の連帯を希望する

世界では依然として戦争が続いており、その戦場の真っ只中で女性たちは再び性暴力の犠牲者となっている。
歴史歪曲や侵略戦争賛美などで過去へと回帰し軍事大国化している日本軍国主義も、依然としてアジアや世界の平和を脅かす脅威となっている。
私たちは希望する。
この地から日本軍「慰安婦」問題が完全に解決されるその日まで!
戦争と暴力が終わり平和が実現するその日まで!

世界市民が正義の監視者として、人権の守護者として、日本軍「慰安婦」被害者たちの長い闘いに共に連帯してくれることを。
私たちもまた、日本軍「慰安婦」被害者たちに正義が回復されるその日まで、戦争と女性への暴力がなくなる日まで、この行進を止めることなく歩み続けたい。

                                          2006年8月9日

               解放(敗戦)61周年、日本軍「慰安婦」 問題解決のための
                    世界連帯集会(第721回水曜デモ)参加者一同


解放61周年を迎え日本軍「慰安婦」問題の解決のための第721回水曜デモに連帯する
      日本軍「慰安婦」問題解決のための8.9世界連帯集会声明文


      STOP!女性への暴力!日本軍「慰安婦」被害者たちに正義を!

<2006.8.9 韓国からの声明>

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