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2007年、冬、この12月8日に北海道、函館にて台湾の阿媽が2人、証言のため来日いたします。北海道・函館方面のかたは、どうぞご参加ください。

迎える「12月8日」は、一般的に日本軍の真珠湾攻撃、つまり、太平洋をまたいだ対連合国戦争の開戦日として知られています。しかしこの日は、日本軍が、海軍による真珠湾攻撃の1時間5分前に陸軍が英領マレー半島コタバルを侵略し、アジア全域に戦線を拡大した日でもあるのです。

 私たちは、日本帝国主義がアジア太平洋でおこなった加害行為の事実について学習を深め、台湾や朝鮮の植民地支配、日本軍がおこなった虐殺や略奪・暴行、国内への強制連行・強制労働や戦場への強制連行(日本軍性奴隷)など、アジア太平洋の人々にどのような被害を与えたのかについてしっかりと認識しなければなりません。今回、台湾に在住しているお二人の元「慰安婦」の方をお招きし、対談形式による証言を頂けることが実現しました。

黄呉秀妹(ホァン・ウ・シュウメイ)さん

1917年生まれ

幼いときトンヤンシーに売られ、さらに酌婦として売りとばされる。酌婦の身から抜け出すために、海外で働く人を募集している人についていった。軍艦に乗せられ、つれていかれた先は広東の慰安所だった。

コーディネーター:
近藤恵子さんプロフィール

 NPO法人 女のスペース・おん 代表理事
北海道ウィメンズユニオン 書記長
NPO法人 全国女性シェルターネット共同代表
 
1947年  香川県丸亀市に生まれる。国立弘前大学人文学部国文学科卒業・北海道教育大学札幌分校言語障害治療教育課程修了・北海道大学法学部大学院法学科修士課程修了。〈共 著〉「シェルター 女が暴力から逃れるために」(1998年青木書店)DV防止とこれからの当事者支援」(2006年ミネルヴァ書房)「女性たちが変えたDV法」 (2006年新水社) 他

証言して下さるお二人の阿媽

後援:函館市・函館市教育委員会・七飯町・七飯町教育委員会・連合北海道渡島地域協議会 道南地域平和運動フォーラム 北教組函館・渡島支部 ウィメンズネット函館女性会議・ゆたかな教育をめざす渡島住民会議・民主教育をすすめる函館市民会議・トンムの会・高教組・YWCA・北海道旅客鉄道労働組合函館地方本部自治労北海道渡島地方本部 ジェンダーの会 函労会議 函館革新懇 函館タクシー労組 全造船機械函館ドック分会

鄭陳桃(チェン・チェンタォ)さん

1922年生まれ

通学の途中、警官により車に乗せられる。高雄港から1942年、アンダマン連れて行かれる。その後、サイパンへ行く途中、戦況の悪化によりジョホールにて放棄される。1945年8月上旬、ようやくの思いで台湾へ帰る。