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オーストラリアでの抗議行動に参加した台湾の阿媽


「Justice for Comfort Women」、2007年3月7日正午、オーストラリア シドニーの日本領事館前のMartin Place広場、オーストラリアで行なった水曜デモの共同行動に、台湾婦女救援基金会は台湾の代表団を引率し、参加し、声援をおくった。

台湾の 最年長の被害者・黄呉秀妹(91歳)、オーストラリア在住のオランダ人の被害者ジャン・オヘレネ(86歳)、韓国から来た金元玉ハルモニの3人が、日本政府に、戦争が残したこの問題を迅速に解決するよう求めた共同声明を発表した。



3カ国の被害者は多数の群衆に支持を受けた。歴史学者でもあるオーストラリアの緑の党の議員は、みずから被害者に対する支持と関心を表明し、被害者のために日本政府に圧力を加えるよう、オーストラリア政府に要求することを応諾した。



 秀妹阿媽はこう語った。
「私は遠くからやってきて、今日は、ほかの国の阿媽たちといっしょに、日本政府に要求する。私の生きているうちに、私たちの正 義を返せ」

 韓国の金元玉ハルモニは語った。
「日本政府が謝ろうとせず、いつまでも引き延ばせば引き延ばすほど、日本の国と人民の恥は永くなるのだ」

 オーストラリアのJジャン・オヘレネさんは語った。
「私はすでに日本人が私に加えた戦時中の暴力を許したけれど、私は永遠に忘れることはできない。今日、私は、日本政府が正式に 謝罪し、私の尊厳を返すよう要求する」



韓国人である今回の行動のとりまとめ役のアンナは言う。「韓国の若い女性として、婦人デーの前夜に、被害者たちの遅くなった正義を取り戻す戦いを支援できたことは、人々を奮いたたせる有意義なことだ」



オーストラリアのジャンさんも非常に感動し、三世の韓国人たちが被害者たちを知って支援していることは、日本政府への謝罪要求の成功に希望をもたせてくれたと語った。



「慰安婦」の対日賠償請求運動にとって、今年はかなり重要な年である。

今年の1月31日、アメリカの国会議員のマイク・ホンダは、下院に正式に決議案を提出し、日本政府に対し、被害者に正式に謝罪
し、責任をとることを要求し、また、証人として被害者を米国議会に招請するよう要求した。

この問題に米国議会が関心を示し始めたために、日本政府が憂慮し、安倍晋三の不当な発言を誘導するなど、大きな動きとなった。
こうした日本の動きは、すでに国際世論のきびしい抗議を招いている。

婦女救援基金会は、阿媽たちの尊厳のために尽くす決意と、阿媽たちが当然の正義を得るまで共に支援することを、社会に呼びかける。

 


婦女救援基金会

阿媽とともに・台湾の元「慰安婦」裁判を支援する会