■図書館事業
モデル図書館として各地域で常設図書館を運営している。伝統文化教室などのイベントもさかんで、地域のコミュニティーセンターとしての役割も果たしている。移動図書館活動では、ユニークな図書館車が街を巡回。ふだん本に触れる機会に恵まれないスラムの保育園やスラム地区を中心に、本の読み聞かせや人形劇などを行っている。また、本が極めて少ない農村部では、村の保育園に図書箱を貸し出している。
近年では、教育者を対象とした人材育成に重点を置き、国内外でワークショップを開催している。本の大切さを教師や保護者に理解してもらい、より多くの子どもたちに本に触れる機会・お話の楽しさを提供することがねらい。
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 バンコク内のスラムで移動図書館活動 |

奨学生 |
■教育奨学金事業
貧困により、勉強したくても学校へ通うことができない子どもたちを対象に、奨学金を支給している。スラムや農村部では、家庭事情や経済的問題が深刻で、家事や農作業の手伝いをしなければならず、学業を諦めなければならないケースが多い。タイ政府は、すでに12ヵ年の義務教育化を進めているが、農村部では高校へ進学できるのはごくわずか。奨学生の中にはタイの名門大学に入学した生徒も出ている。
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| ■中高生学生寮の運営
農村では、学校まで遠距離のため通学できず、学業を諦めざるをえないケースが多いため、遠距離と貧困のため通学が困難な子どもを対象に、地方3ヶ所で学生寮を運営している。寮生が主体となり、炊事洗濯、家畜の世話、農業等の仕事を分担し責任をもって行う。文化活動、スポーツなども含め、充実した生活環境を提供している。
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学生寮
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農村ホームステイの様子
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■国際交流及び研修事業
国際交流を目的とした多様な交流プログラムを通年実施している。スタディーツアーでは、農村やスラムでのホームステイを通して異文化を「学ぶ」機会を提供している。インターンシップ制度も実施している。国際協力への理解、地球市民としての意識の啓蒙を推進する。また他のNGOや政府・教育機関等と連携し、国際セミナーや研修会に参加、開催している。 |
■スアンプルー・スラム復興支援事業
2004年4月に大火のあったスアンプルースラムでは、2005年に入って復興計画がまとめられ、自助努力のグループと行政側が集合住宅を策定するグループとに分かれたまま復興が進められています。SVAでは、焼け跡地で仮設図書館の運営を行なっており、住宅再建に合わせて、地域のセンター的な役割も果たすコミュニティ図書館と保育所の建設を進めていきます。 |

スアンプルー・スラムに再建される図書館・保育所
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翻訳された『稲むらの火』
を手に(南タイ) |
■スマトラ島沖津波災害救援・復興支援
2004年12月26日に発生したスマトラ島沖の大津波は、タイ南部でも6,000名を超える命を奪い去りました。SVAはタイ事務所が中心となり、最も大きな被害を受けたパンガー県で直ちに救援活動を開始、被災者500人分の食糧や大型テント、給水タンク等を配布しました。また地域児童3,000名に対して制服や学用品なども贈り届けました。弘前大学地球環境学科及びCODE(海外災害援助市民センター)の協力のもと、タイ語絵本として防災教育教材「稲むらの火」を出版しました。これは、日本の民話が題材となっており、被災地域の学校や保健所などに配布が行われています。
緊急対応期が過ぎた今、活動の中心は教育支援へと移行しています。2006年度以降は復興支援事業として2年間を目処に活動を継続し、子どもたちを対象とした「おはなしキャラバン」活動や図書箱の貸し出し、仮設・常設図書館の建設運営、被災地域児童を対象とした奨学金を提供していく予定です。 |