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■■活動報告■■
悲願かなわず、メコンカ難民キャンプが移転
タイ・メーソット事務所所長 中原亜紀
「移転をせずに済むよう、どうか私たち難民に代わってタイ政府に声を挙げてください」。メコンカ難民キャンプのある女性が必死の形相で話しかけてきたことがあります。しかし、その願い叶わず、昨年 11月、同キャンプの移転がタイ政府の意向で正式に決定されました。その理由は、メコンカキャンプが国立公園内にあるので、森林環境を保全するためです。
今年、 2月中旬の時点で、約5100人が移転しました。しかし、約千人は、ミャンマー側に戻ったと報告されています。というのも、移転先の場所(メラウ・新キャンプ)は、 以前、難民キャンプがあったところで、国境からわずか 4キロ、ミャンマー軍の越境攻撃を受けたこともあり、安全ではないのです。そういう理由から、現在のメコンカヘ移転してきた経緯があります。そんな場所に戻るぐらいなら、ミャンマー側へ戻った方がいい、と判断をした難民もいるわけです。現在、私たちは移転地のメラウ・新キャンプで図書館の建設をようやく始めたところですが、 3つ目となる図書館の建設場所はまだ見つかっていません。NGOの無力さをこれほど感じたことはありません。今、SVAにできることは、図書館を早く開館し、難民の人たちに心安らげる場を用意することです。
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