アジアの子どもと出会う旅を開催しました。
8月20日夜、27名のツアー一行がラオス、ヴィエンチャン空港に降り立ちました。参加者の年齢は下が15歳、上は71歳までと幅広く、会員、チャイルド・ブック・サポーター、絵本を届ける運動参加者、そして全く初めてSVAに関わってくださった方々など、様々でした。訪問地はラオスでのSVAの拠点ヴィエンチャン、ヴィエンチャン郊外のナローン村、世界遺産の古都ルアンプラバーンとその近郊シェンロン村。ヴィエンチャンでは、SVAラオス事務所で事業説明を受け、昨年オープンしたばかりのヴィエンチャン市立図書館や「子どもの家」を訪問しました。ルアンプラバーンでは古都の雰囲気を味わいつつ、シェンロン村の小学校まで足を伸ばし、村の小学校の様子や図書室を見学しました。学校ではちょうど昨年図書館員研修を受けたばかりの校長先生が、彼にとっての先生であるSVAスタッフを前に緊張しながら子どもたちへの読み聞かせを行ってくれました。
今回のラオスツアーの山は、ナローン村でのホームステイでした。スタッフも含めて参加者が二人ずつ、15のご家族にお世話になりました。ナローン村はヴィエンチャン市から車で約一時間、メコン川沿いの豊かな村です。村に到着してまず、お寺の境内の立派な集会所で、歓迎会を開いてくださいました。ナローン村にはヌンソンサン浜松支援による「寛ちゃん文庫」がありますが、外国人が滞在するのは始めてとのこと。村を挙げての大歓迎です。村の長老、村長さんからナローン村について丁寧な説明を受けた後、ツアー参加者が歌を歌ったり、子どもたちと踊ったり、楽しい時を過ごしました。
日が傾きかける頃には各家庭に皆が散らばり、期待と緊張の晩へ。しかしここで予想外の激しい雷雨に見舞われ、村全体が停電し、予定されていた夕食後の歓迎会が中止となってしまったのは残念でした。しかし暖かい蝋燭の灯りに包まれて、お母さん手作りのご馳走をいただいたり、心を通じ合わせたり、忘れられない夕べとなりました。
明くる朝、再び集まって村の皆さんが「バーシーの儀式」を行ってくださいました。これは、精霊を呼び、客人の健康と無事な旅路を祈るもの。長老が祈りの言葉を捧げる間、それぞれが花台につながれた糸を手に持ち、精霊が降りた後、村の皆さんが私たちの腕に糸を結んでくれました。私の手首に結ばれた糸は、数えてみたら36本。36人の異なる村人が、心をこめて結んでくれたものです。私は長い長いお祈りをしてくれた長老の様子や、子どもからおばあちゃんまでがかわるがわる、手を取って丁寧に糸を結んでくれる様子に、胸がいっぱいになり涙がこみあげてきました。
反省点は多々あるのですが、27人全員が体調を崩すこともなく5泊7日の旅を終えることができたのは何よりでした。「新しい自分が発見できた」「いろんな世代と交流できてよかった」などの感想もいただきました。今回関わってくださったすべての皆さんに心から感謝申し上げます。