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事業紹介

図書館事業

 コンポントム州、バンテイミンチェイ州の150校に通う11万3千人の子どもを対象に活動を展開しています。2005年度は「おはなしと図書館活動研修会」を5回開催し、244人の教員、関係者を育成しました。また、11,274冊の絵本と540部の紙芝居を配布、絵本5タイトルを印刷しましたが、予定していた紙芝居3タ
イトルは資金調達の問題から来年度に繰り越しとなりました。移動図書館活動は、あわせて58ヵ所で行われ、15,135人の子どもたちと教員が参加しています。コンポントム州の教員養成学校に建設したモデル子ども図書館は、学校建設事業チームとの協働で行われた活動のひとつです。
 2006年度は研修会、出版事業の他にバンテイミンチェイ州においてモデル子ども図書館を建設する予定です。


みんなで仲良く読書 撮影:瀬戸正夫


完成した小学校 撮影:瀬戸正夫

学校建設事業

 コンポントム州、カンポート州で計画していた14棟の小学校のうち、12棟の建設が完了しました。3,471人の子どもたちと59人の教員が望ましい環境の中で勉強ができるようになっています。
 校舎の他にトイレや井戸も建設しており、雨水をためる排水パイプを設置したり、汚水槽の位置を変更するなど、トイレの機能面の充実も図っています。
建設校の学校運営能力強化のため、他校視察研修も実施し、14校4教育局から35人が参加しました。また、2004年度より遅延の小学校校舎1棟とカンボジア政府特別要請のサンロン中学校校舎1棟の建設も無事終えることができました。2006年は計12棟の建設を予定しています。

文化支援事業

 2005年4月に宗教省と共同で、全国の州、郡の僧侶ならびに宗教教育局の代表者など134名を招いて、仏教教育の全体状況の把握を目的とした「仏教教育全国評価会議」を開催しました。6月には、クラチェ州にて東部4州を対象に「仏教と社会開発セミナー」を開催し、僧侶、宗教局代表など250人が参加、8月にはシェムリアップ州の50か寺を対象に、寺院の概要と社会活動状況の把握を目的とした調査を行いました。また、道徳倫理の図書(2タイトル各1万冊)を復刻し、全国約4千の寺院、主要機関に配布しました。2006年度は、地方の
寺院を中心とした文化自然保護活動への取り組みを始めます


コミュニティ・スクール 撮影:瀬戸正夫

スラム教育文化支援事業

 本年度から新しく始まったこの事業は、首都プノンペンの人口の2割以上、30万人を越えるといわれるスラムの中でも最大規模(人口5千人)のバサック
スラムが対象です。小学校の就学率が90%を越えているプノンペンにありながら、いまだ半数しか学校に行けないスラムの子どもたちのために住民が立ち上げた粗末なコミュニティ・スクールには、保育所から小学3年生までのクラスに109名の子どもたちが通っています。
 SVAが支援する伝統文化教室では、遺児を中心に38人が練習し、アンコールワットで開催された「アジア子ども文化祭」にも参加しました。2005年度は、
教材文具や遺児への給食支援を行った他、不足していた教室を増設、2006年度には図書室と女性の職業訓練教室を開設する予定です。

アジア子どもの家事業

 幼児教育の改善と困難な状況下にある子どもたちへの教育支援を目的に、1995年から「自治労」との共同事業として始まった本事業ですが、SVAの支援は今年度いっぱいで終了し、今後はカウンターパートであるプノンペン国立幼稚園教員養成学校が活動を継続することとなりました。2005年度は、全国から本校に来ている生徒100名への寮費(給食)を支援しました。


アンコールワットの前でのステージ

アジア子ども文化祭

 SVA設立25周年にあたる2005年、7カ国130人の子どもたちが参加して「第10回アジア子ども文化祭」を、初めてカンボジアの誇る世界遺産・アンコールワットを舞台に開催することができました。カンボジアはスラムと養護施設、タイはスラムと津波被災地域、ラオスは文化と教育のための子どもの家、ベトナムはハノイ・チルドレンズ・パレス、ミャンマーは各民族の伝統芸能選抜チーム、日本は地震で被災した十日町市、そして初参加となるアフガニスタンからはSVAのコミュニティ文庫からそれぞれの子どもたちが集いました。子どもたちは3日間の国際キャンプで寝食を共にして相互交流を深め、アンコールワットの大舞台で踊りや歌を披露し、人々に大きな感動を与えました。
 2006年度はプノンペンで再度開催される予定です。