和歌山県の故事、『稲むらの火』の物語(小泉八雲原作、中井常蔵著作)は今日の日本でも防災教育の教材として使用されていますが、この度この物語をタイ語で出版する計画が進行中です。
このお話は、1854年の安政大地震で大津波が起こった際に、村人が逃げ遅れないようにと、 収穫したばかりの稲むら(刈り取って実の付いている稲の束)に火を放ち、高台へと導いた和歌山県広川町の浜口梧陸の逸話がもとになっています。スマトラ沖大地震による津波の発生から半年たった6月末、SVAは、CODE海外災害援助市民センターの支援を受け、タイ語に翻訳した『稲むらの火』2,000冊を出版することになりました。
このタイ語版『稲むらの火』は、津波被害に遭った南タイ6県(パンガー、プーケット、ラノーン、クラビー、トラン、サトゥン)の小学校、保健所、保育園などに配布され、SVAの移動図書館活動で使われたり、仮設図書館にも置かれることになっています。また、教員や図書館員が「地震」や「津波」の知識を子どもたちに広められるように、SVAが現地で企画・主催する研修会の教材としても使用される予定です。
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タイ語版『稲むらの火』表紙 |