1月下旬、パンガー県クラブリー郡の中心から約5キロの距離にあるクラブリー港近くに、避難住民約500人を対象にした仮設住宅が建設されました。ここには、主に周辺のスリン島、プラトーン島、ラ島からの避難住民が入居していますが、港では常時ビルマ人労働者が1万人規模で働いていたことから、仮設住宅に隣接して、ビルマ人住居(スラム)が形成されています。このビルマ人たちは大半が漁業に従事していますが、家族も多く住んでおり、就学前の子どもや学校に通えない子どもたちも多く住んでいます。
SVAでは、タクアパー郡のバーンムアン避難所に続き、この仮設住宅にも「仮設図書館」を開設しました。この仮設図書館には、津波で直接被災した子どもたちはもちろん、周辺に住むこうしたビルマ人の子どもたちや、もともとクラブリー港付近に住んでいたタイ人の子どもたちも集まってきます。間接的に被害を受けたビルマ人の子どもたちは学校には通っておらず、ビルマ語やタイ語を話せても読み書きができません。そこで、ビルマ人のこどもたちも含めて平日の昼間にタイ語の読み書きを教えています。
現在ここで活動しているノンヤオさんは、バンコクのスアンプルー図書館で長年経験を積んできたスタッフです。彼女は、この仮設図書館で読み聞かせなどを行っていますが、ただ単に字を「教える」のではなく、タイ語の「あいうえお」をビンゴゲームにしたものを作って楽しく学べる工夫をしています。「タイ人、ビルマ人と分け隔ててしまうのではなく、子どもたちが楽しく、安心して来られるスペースになり、生活学習の場となる図書館にできれば」と彼女はいいます。今後は、ビルマ語の絵本も配架する予定です。
■最新の現地の写真を掲載しました。■
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クラブリー港仮設住宅内の仮設図書館

皆で描いた絵を持って仮設図書館の前で
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