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■■インドネシア・スマトラ島沖大地震■■
12月末現在のタイの救援状況(バンコク 秦辰也 1月2日)
各国政府や国際機関などの支援協力の他、国内でも王室や政府をはじめ、民間企業や一般市民からの援助が続々と寄せられている。現場で見た限りでは、遺体収集に関わるNGOやボランティア、医療関係者などの活動が主で、あとは食料や飲料水、衣類などの救援物資が続々と届いている状況であった。こうした中で、プーケット島周辺では、遺体収集に集まったNGOのボランティアの一部が、被災地域に散乱している遺品を盗んでいることがわかり、県側と数百名のボランティアとで対立が生じ、大変もめる一幕もあった。
周辺地域では、いたるところに救援物資が山積みにされている状態で、救援物資を受け取っている人々が本当に被災者なのか、行政関係者なども、全く把握できない状態であった。郡の関係者の話では、「今回被災地周辺に集まっている人々の多くは犠牲者の親戚や知人、友人たちなどが多く、そうした多数の人たちが詰め掛けて救援物資を受け取っているところが多い」とのことで、SVAは、被災住民が集まっているところを訪ねて直接今回の救援物資を配ることにした。
ウォンパン上院議員らの説明によると、「被災住民の多くは親戚や知人の家、あるいは寺院などに一時避難しており、特に仏教寺院は避難場所として有効に動いている」との説明であったが、我々がざっと見た限り、寺院には遺体が多数集まっており、死臭がきついばかりか、今後は火葬や法要の問題なども出てくることなどから、まず寺院が被災住民の避難所にすぐになることはありえないと判断。なるべく、オーボートー(町村役場)や学校などの公共施設を使用して、今後の救援活動を組み立てた方がいいのではないかという結論に達した。
今のところ救援活動の全体調整は、中央政府機関をはじめ、各県や郡などが行なうことになっているが、過去にこれほどの自然災害を受けた経験がないタイでは、対応に関するシステムづくりに戸惑っている上、通信事情などの問題があることから、NGOは行政機関(町や村レベルの行政機関)とこまめに連絡して動く必要がありそうだ。
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