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パキスタン地震

パキスタン地震救援活動  プレスリリース Vol.8

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〜緊急救援担当・鈴木晶子の現場レポート〜

 10月8日現地時間午前8時50分、パキスタン北東部で発生した大地震から半年が経過しましたが、未だ復興の兆しが見えない中、長期にわたる簡易テントでの生活に人々は疲労し、将来への不安を抱えながら日々の生活を過ごしています。しかし、このような厳しい状況が続く被災地にも春が訪れ、人々の心を癒すかのように小鳥がさえずり、色とりどりの花がわずかながらも安らぎを与えています。

遠足事業の実施

  長い冬が明け春の陽気に包まれた3月、子どもたちの長期にわたる被災生活のストレスを癒すため、当会が支援を行っている公立小学校10校(児童数約2000人)を対象に、遠足事業を実施しました。パキスタンでも学校行事の中に遠足事業は組み込まれているものの、当会が支援をしている公立小学校は実施するだけの資金がなく、長年遠足を実施できずにいました。
 低学年の子どもたちは学校からバスで1時間の場所にある公園へ、高学年の子どもたちはパキスタンの首都イスラマバードへ(学校からバスで約4時間)向かいました。どの子どもたちもバスで遠出をするのは初めてです。 
 遠足当日、女の子たちはピンクや赤の鮮やかなシャルワ・カミーズ(民俗衣装)に身を包み、精一杯のおしゃれをしてバスに乗り込みました。どの子どもの顔にも笑顔がこぼれ、バスから見える景色に大はしゃぎしていました。イスラマバードに着いた子どもたちはやや緊張気味でしたが、お弁当をおいしそうに食べた後は広い芝生の上でかけっこをしたり、花を摘んだりと楽しいひと時を過ごしました。子どもたちの笑顔を見て、彼らにはたくさんの物よりも子どもが子どもらしく思い切り楽しめる時間が必要なのではないかと感じたひと時でした。


お弁当を食べながらおしゃべりの時間


冬休み中も多くの子どもが
足を運ぶ図書室

仮設校舎兼図書室の贈呈式を実施

 SVAは震災直後から子どもたちへの支援を行ってきました。子どもたちの多くは心に傷を負っており、中には夜泣きをしたり、心のバランスを失ってしまった子
どももいます。そのような子どもたちに必要なのは、安心して遊び、学べ、笑顔を取り戻せる場所です。当会はこれまでシンキャリ地区、マクリア地区の小学校に対して仮設校舎兼図書室(チャイルド・フレンドリースペース)の設置、学用品、スポーツ用品の提供を行い、各生徒には学用品のセットを配布してきました。
 また、学校の教員に対しては、子どもの心のケア活動の一環として、図書室の利用方法、絵本の効果などを盛り込んだ研修会を実施しました。
 11校21棟の仮設校舎兼図書室が完成し、活動が開始されたことを受けて、去る2月25日、各学校へ正式に仮設校舎兼図書室が贈呈される運びとなりました。
 これからは、各学校の先生たちが工夫を凝らし、子どもたちが“楽しめる場”を作り上げてくれることでしょう。


引き続きみなさまのご理解・ご協力頂けますよう、よろしくお願い致します。

■お問い合わせ
緊急救援担当 鈴木晶子、伊藤解子
(社)シャンティ国際ボランティア会(SVA)東京事務所
〒160-0015 東京都新宿区大京町31慈母会館2・3F
TEL 03−5360−1233 FAX 03−5360−1220 
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