◆インド西部大地震情報◆
2001年2月26日
SVAが現地に派遣した職員からの調査報告をお知らせします。
(期間2月12日〜21日)
●被災地の現状
1月26日の地震から3週間が経過。ブージ、バチャウ、アンジャールなど幹線道路沿いにある大きな町には国内外からのNGO/救援物資がたくさん集まり、ジュースや軽食の屋台なども出始めました。その一方で、幹線道路から外れた隠れた場所にある小さな村々やカースト(インド特有の世襲的身分制度)の低い人々の元には未だに政府・国際機関からの支援の手はあまり届いていません。アンタッチャブル(不可触民)と呼ばれる一番弱い立場の人々は救援テントも受けとれずに、路上に毛布もない状態で寝泊まりしていました。
こうした中、海外の緊急物資支援のNGOは徐々にインドから去り始めています。 しかし実際には、生き残った人々の生活再建はこれからはじまります。
●SVAの支援計画
SVAが調査で訪れたパンチャイ村は、アーメダバードから約300km、車での移動には4時間半を要する、人口1500人(約300世帯)の小さな村ですが、日干しレンガと土で作られた家々は一つ残らず全壊し、ほとんど壊滅状態。幸いコンクリートのような重い素材でなかったために死者は約50名と少なくてすみました。このあたりは砂漠地帯で、ほとんどの村人は塩田労働に従事し、一日の収入はわずかに50ルピー(135円)、塩田も被害を受けたため2ヶ月間は仕事もできません。
SVAは今後、このような支援の届かない小さな村の人々、支援を受けにくい弱い立場の人々を、地元のNGOと協力して支援する事に決定しました。具体的な支援計画は以下の通りです。
(1) 子どもたちのためのチャイルドケアセンター(保育所)の再建と運営、
(2) 貧しい村人のための低コスト住宅建設、
(3) 手工芸品生産を仕事にしていたカッチ地方の村々への「仕事の提供(手工芸品発注)」
など