イスラエル=パレスチナ=国際連帯
平和と葬送の大行進、占領反対で闘う連帯
−パレスチナ人民との共闘を追求するイスラエルの新たな平和運動−


 昨年12月28日、イスラエルの新たな平和運動を牽引する女性たち母親たちの組織「公正な和平をめざす女性連合」が呼びかけて、パレスチナ人、イスラエル人、そして世界各地から集まった人々が、エルサレムで大規模な平和行進と集会を実現させました。同時に世界118か所で連帯行動が行われたと言います。イスラエルと西側メディアは黙殺で応えましたが(一部の新聞に写真だけが端っこに掲載されただけです)、占領終結を要求する新たな連帯闘争の声はインターネットを通じて世界に向けて発信されています。ここに紹介するのは、「平和通信」の方が訳された、この集会の主催者の報告です。非常に威厳のある力強い報告だと思います。イスラエルでも世界的にもこの種の行動は無視されています。是非多くの皆さんにこの集会の報告を広めて下さい。それが連帯の第一歩だと思います。 (翻訳 「平和と服喪の行進 12月28日−−陽光の一条の光り」

 我が国ではあまり知られていませんが、まやかしの欺瞞的な「和平」=「イスラエル・アパルトヘイト体制」を拒否するパレスチナ人民の闘いと、占領終結と公正な和平を要求するイスラエル内の新たな平和運動とが結合しつつあります。「女性連合」は、イスラエルの女性の平和運動活動家たちが、占領終結、1967年国境線に基づくパレスチナ国家の樹立、両国家の首都としてのエルサレムなどを共通の要求として掲げて団結し、2000年11月8日に創設されたものです。イスラエル国内の極度の右傾化と旧い平和運動の機能麻痺・解体という状況の中で、1年以上にわたって困難な闘いを続けてきた成果としてこの「12.28」があるのです。

 この12.28の闘いは、子どもたち、若者たちが石ころとパチンコで立ち上がった「ニュー・インティファーダ」に触発されたものです。パレスチナの子どもたちの勇気と決意に、イスラエルとパレスチナの大人たちもようやく応えたのです。闘いや抵抗は自爆テロだけではありません。パレスチナ人とイスラエル人の人民同士がイスラエルの入植と占領を終結させるために大衆運動として一緒に闘うことが今一番重要なことではないでしょうか。私たちは、今後も、日本のマスコミで無視されている、このような民衆の下からの闘いを随時紹介していきたいと思います。

※彼女ら「公正な平和をめざす女性連合」のHPにアクセスしてみてはどうでしょうか。熱い思いが伝わってきます。 http://www.coalitionofwomen4peace.org/

※なお、日頃署名事務局に協力いただいている「平和通信」の吉田さんより、イスラエル・パレスチナ問題に関する新しい小冊子「ニュー・インティファーダ」を発行したので紹介して欲しいとの要請がありました。事務局に申し込みいただければ手配します。500円/冊×郵送料実費です。 (紹介:翻訳集『ニュー・インティファーダ』

2002年1月17日 アメリカの「報復戦争」と日本の参戦に反対する署名運動 事務局





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