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米英における反戦運動




11月18日  ロンドンで10万人の大反戦デモ


   ■  真昼のロンドンは抗議する人々で埋め尽くされ、マヒ状態になった。

  米英軍の残虐な爆撃によってタリバン政権が崩壊したという事実が伝えられる中、11月18日、ロンドンでベトナム反戦デモ以来最大規模の10万人を動員した大デモンストレーションが行われました。真昼のロンドンはアフガン侵略に反対する人々の大波でマヒ状態となりました。10万という数は10月の参加者(5万人)の2倍に達し、イギリスの人々のあいだに今回の戦争への反対が広く強力に浸透しつつあることを内外に示しました。
   ストップ・ザ・ウォー連合が呼びかけたこの行動は、労働組合、ムスリム組織、地域グループ、反人種差別、人権、反グローバリゼーション、学生、議員まで、極めて幅広い人々が参加して組織されました。行動はロンドンの中心部、トラファルガー広場での大集会で最高潮に達し、米英のアフガン爆撃、タリバン政権の打倒を強く非難しました。「北部同盟の勝利はアフガンの解放や戦乱の終わりを全く意味しない。カブールは相争う軍閥どもに占領された。彼らのやってきた残虐行為はタリバンのどんな行為にも匹敵するのだ!」
   このデモはまた、アメリカと同様、テロ対策を口実に礼状無し、裁判無しでの拘留に踏み出そうとしているイギリス政府や、人種差別的な襲撃事件の増加を糾弾するものとなりました。


    ■  歴史的な大集会の様子。

   イギリスでは組織労働者が大量に運動に参加しつつあります。地方公共労組、運輸・一般労働組合、全英教育労組、鉄道労組RMTとASLEF、消防組合、全国の病院などから代表が参加しました。
   最近の世論調査では、イギリス国民のアフガン爆撃への支持は急速に低下しています。反対運動は、いつもは平穏な地方まで、全国各地で芽吹き、急速に成長しつつあります。
   主催者の一人は述べています。「今日のデモの後では、この国の反戦運動のスケールと深さはもはや疑う余地がない。これは軍事行動に反対する一つの大運動を組織する起点だ。」



    ■  Stop the Warの旗のもとに広範な層の人々が集まった。


米 International A.N.S.W.E.R.連合
(Act Now to Stop War & End Racism)

の反戦デモ

★★★ 9月29日 首都ワシントンに25000人が結集 ★★★


■ 9月29日 ホワイトハウスから連邦議会まで、首都ワシントンの大通りはプラカードやバナーを持った抗議する人々で埋め尽くされた。

9月29日−−ブッシュ政権によってアフガン侵略の準備が進み、全米でアラブ系の人々に対する人種差別的攻撃が頻発する中、首都ワシントンに「戦争と人種差別が答えじゃない!」(War & Racism are not ANSWER)を合言葉に、25000人もの人々が集まり、大デモンストレーションを行いました。

■  A.N.S.W.E.R.の旗の下に新しい反戦運動が産声をあげた。

    この日はサン・フランシスコ(20000人)、ロスアンゼルス(2500人)など、全米各地の大都市でも同時に大規模な反戦抗議行動が組織され、米国内にブッシュ大統領の戦争に反対する、幅広い強力な声があることを内外に示しました。日本を含めた世界各地でも反戦行動が行われました。



■  参加者の多くはこのような怒れる米の若者たちだった。


★★★ 10月27日 全米75都市、20カ国で抗議行動 ★★★


■ 10月27日 全米75都市と全世界で再び大規模な抗議行動が行われ、アフガン爆撃と人種差別に反対する人々が市街にあふれた。

10月27日−−爆弾の雨が貧しいアフガン人民の頭上に降り注ぐ中、全米75以上の都市で、再び多くの人々がこの大量虐殺に抗議して立ち上がりました。



 爆撃の即時中止を求める人々の抗議行動は、ヒロシマからニューヨークまで、スウェーデンのウプサラからポルトガルのリスボンまで、スペインのマドリードから南アフリカのプレトリアまで、全世界150都市で同時に行われました。



★★★ 11月14日 ラマダン前日に再び全国行動 ★★★

   A.N.S.W.E.R.連合は、イスラムの神聖なラマダンの前日に再び一連の情宣活動を実施しました。集会、ピケ、リーフレットの配布、ティーチ・インなどです。これには全米20以上の都市と大学が参加しました。さらにこの日を中心に、スペイン、イタリア、ドイツにおいても連帯行動が行われました。

   ニューヨークやサン・フランシスコでは、数百人規模の集会が行われました。サン・フランシスコの人々は、カブールのアル・ジャジーラTV事務所に対する爆撃を、アフガンの首都からの報道に対する狂暴な検閲だと強く非難しました。
   ワシントンやサン・ディエゴでは、大勢のA.N.S.W.E.R.ボランティアたちが街頭、地下鉄の駅などで、リーフレットやビラ、米英のアフガン侵略の事実を暴く資料を人々に配布しました。




   スペイン、マドリードの反戦組織は、プエタ・デル・ソルで同じ日に抗議行動を実施しました。イタリア、ヴェニスでも、約100人の活動家たちがブッシュの戦争に反対してデモを行いました。
    ドイツ全土でもデモが行われました。ドイツ軍をアフガニスタン侵略に投入するシュレーダー首相の計画に賛成した連邦議会に抗議したのです。




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