3月20日 イラク開戦一周年の国際行動に合流しよう
−−自衛隊の派兵を中止し、即時撤収せよ!
イラクの占領をやめよ!米英軍を直ちに撤退させよ!−−
 イラク戦争開戦一周年の3月20日、昨年のイラク攻撃反対運動で世界で2000万人、3000万人を動員した諸グループが、再び反占領、米英軍の撤退を要求して国際反戦デーを呼びかけています。米の反戦運動の先頭に立ってきた「ANSWER連合」、1月19日にインドのムンバイで開かれた世界社会フォーラムに集まった世界の諸グループ、英国「ストップ戦争連合」も参加を呼びかけています。私たちも、自衛隊派兵阻止のため、すでに派兵された部隊撤収のため、この反戦デーに合流していきましょう。
 以下に、米「ANSWER連合」と、英「ストップ戦争連合」の行動への呼びかけを紹介します。
(ANSWERの呼びかけは、寺尾光身さんが aml で配信されたものを転載させていただきます。)
2004年2月12日
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局



[ANSWER]メールニュース: 日付 : 2004年1月2日(金)
イラク、パレスチナそして全世界の植民地的占領を停止せよ!

今すぐ兵士を本国に引揚げよ!
イラク、パレスチナそして全世界の植民地的占領を停止せよ!

 2004年3月20日、米英によるイラク侵略一周年記念日に、世界中の都市で人びとがともに集い、要求する:「占領を停止せよ、今すぐ兵士を本国に連れ戻せ!」と。アメリカでは、大きなデモがニューヨーク、ロサンジェルス、サンフランシスコその他多くの都市で計画されている。

 我われは3月20日に、イラク国民の無条件の自己決定権を支持するためにデモを行なう。侵略が始まって以来、数万人のイラクの人びとが殺されてきた。数千人の米英兵が死に、傷ついてきた。イラクの人びとは占領に抵抗しているのだ‐イラクの人びとは自分の国を占領している外国人兵士が、明日と言わず今日にも引揚げることを要求している。今すぐ兵士をアメリカに連れ戻して、との声をあげる米兵とその家族の数は、ますます増えている。これらの兵士たちは、ブッシュ政権のしかけたうそとごまかしに基づく戦争に、殺し殺される為に派遣されているのだ。解決策は一つしかない:今すぐ占領を停止することだ! 我われはアラブ系アメリカ人全米協議会(the National Council of ArabAmericans)が言うように、「占領を国際化することは、植民地主義に市場性を付与する新しい隠れみのを与えるものであり、地球規模の市民運動にとっての実行可能な選択肢としては受け入れてはならない」と確信している。

 我われは3月20日には、パレスチナの人びとに連帯し、パレスチナ人が自分たちの家と土地に帰還する権利を含め、パレスチナ人の自己決定権を支持することでもデモを行なう。3月20日のデモは、歴史的な1976年3月30日のパレスチナ土地の日(訳者註:1976年、北部イスラエル・ガリラヤ地方で、6人のパレスチナ人が土地没収に抵抗して殺されたことを追悼する記念日)記念日のわずか10日前でもある。3月20日にパレスチナ人の自由、帰還権、そして自己決定権を要求することは、政治的にどうしても必要なことであり、これなしには植民地主義的占領に完全に終止符を打つことはてきないのだ。アメリカによるイラク侵略と占領は、ブッシュ政権の中東の人びとを対象とするさらに大きな殖民地主義的計画の要をなすものである。ブッシュ政権は、イラク占領に週当り20億ドル使っているのに対し、イスラエルのパレスチナの人びとに対する戦争を支えるためには日に1500万ドルを使っているのだ。

 我われは3月20日に、「アメリカ合州国愛国者」法を撤廃するために、それから、アラブ系アメリカ人の、南アジア人の、イスラム教徒の、そして移民の共同体に向けられた弾圧をやめさせるためにデモを行なう。我われは自由言論の権利を守り、ブッシュとアシュクロフトがしかけた権利章典に対する戦争に反対するものである。

 我われは3月20日に、資金を雇用政策、住宅政策、保健衛生、そして教育に向けよ、戦争と占領に使うな、と要求してデモを行なう。

 我われは3月20日に、世界支配を目指すブッシュ政権の「終りなき戦争」計画をやめるよう要求してデモを行なう。我われは、朝鮮、コロンビア、アフガニスタン、キューバ、イラン、ジンバブエ、ベネズエラ、シリア、フィリピン、ハイチ、その他全世界で行われているアメリカによる干渉、占領、脅迫の停止のために立ちあがる。

 市民による運動のみにこそ、ブッシュ政権の戦争への猛進に対する効果的な反対行動を立ちあげることができる、という希望がもてるのだ。民主党が大統領選挙でブッシュに対する対抗候補者を何人か出しているが、民主党はイラクへの米軍駐留を続けることにはブッシュと意を同じくしているし、パレスチナの人びとに対し戦争を仕掛けているイスラエルへの援助継続を支持してもいる。2002年4月20日、ワシントンでの歴史的なデモで、「パレスチナを解放せよ」との横断幕のもと10万人が行進した。6ヶ月後の2002年10月26日には、差し迫ったイラクへの侵略戦争に反対して、数万人がデモを行なった。2003年には、1月18日、2月15-16日、3月15日、4月12日、そして直近では10月25日に、ブッシュ政権の戦争への突進にNOと言うために、世界中で数千万人の市民が街頭に出たのだ。これは、自己決定、正義と平和を求めて止まない世界の人びとによって行なわれた、記念碑的闘争である。全世界の連帯こそ、軍国主義と植民地主義をかざす勢力に反対するために出現したこの新しい大衆運動の、最重要項目なのである。この闘争の結果は、これから続く何世代にもわたって影響を及ぼさずにはおかないだろう。

 2004年3月20日、皆で街頭に出よう

呼び掛け団体(最初の署名団体)
 -A.N.S.W.E.R.連合
 -アラブ人イスラム教徒アメリカ人連盟(Arab Muslim American Federation)
 -パレスチナ解放同盟(Free Palestine Alliance)
 -イスラム教徒アメリカ人協会自由基金(Muslim American Society Freedom Foundation)
 -イスラム教徒学生協会(Muslim Student Association)

 2004年3月20日に皆さんの市でデモを行なうよう今から計画を立て始めて下さい。世界中の数百の都市で、この呼びかけを発行し、配布し、参加している。

 - ニューヨーク市ではデモは正午の12時にタイムズスクエアーに集まり、国連ビルへ行進する予定だ。
 - サンフランシスコではデモは11:00amにドロレス・パーク(18番街とドロレス通り)に集合し、シビック・センターへ行進することになっている。
 - ロサンゼルスではデモは正午の12時にハリウッド・アンド・バインに集まる計画だ。

翻訳:寺尾光身

([aml 37294] http://www1.jca.apc.org/aml/200401/37294.html より)



[ANSWER]メールニュース: 日付 : 2004年2月2日(月)
3月20日には皆で街頭に出よう!

3月20日
世界同時行動デー
アメリカのイラク爆撃と侵略一周年に

3月20日世界同時行動デーに向け、ますます弾みがついている。“兵士を今すぐ国に連れ戻せ!”、“イラクからパレスチナそしてどこであれ、植民地占領を停止せよ!”、資金を雇用対策、教育、保健衛生、住居対策にむけよ、戦争には使うな!”、そして“公民権と市民的自由への攻撃をやめよ!”を求めて、3・20全国連合によって出された行動呼び掛けは、これまでに1500以上の団体の賛同を得ている。

大規模な広域デモが、ニューヨークのタイムズ・スクエア、サンフランシスコのドロレスパーク、ロサンジェルスのハリウッドとバイン、シカゴのミシガンとピアソン、で計画されている。ニューヨークでは、3・20全国連合と3・20実行委員会との間で、一つの大統一デモを行なうという目標に向けて、なお議論が続けられている。

東海岸、南、中西、西海岸から、それぞれの広域デモに参加する人のためのバス、バン、乗用車の移動用車列が準備されている。他にも全米の多くの市、町で地域デモが計画されている。各地のボランティアが、思いを広げるためにビラをまき、ポスターやステッカーを貼っている。

3・20を成功に導くための活動に参加するには、いろいろな方法がある。宣伝活動を助けたり、広域デモに参加するための移動手段を準備したり、自分のいる市や学校で独自にデモを計画するのもよい。そのための情報がA.N.S.W.E.R.連合のウェッブサイトで得られるし、今後もより多くの情報が流される! 以下のリンクをチェックし(過去のもいつもチェックして)より多くの情報を知り、活動に参加されたい。

3・20全米連合が出した行動呼び掛けが読めるサイト:
http://www.internationalanswer.org/campaigns/m20/index.html

広域の行動、地域の行動の詳細と、参加するための移動手段の詳細がわかるサイト:
http://www.internationalanswer.org/campaigns/m20/m20transp.html

広域行動への移動手段を準備していたら、次ぎのサイトで書式に記入されたい:
http://www.internationalanswer.org/campaigns/m20/index.html#transportation

地域あるいは広域行動を準備していたら次のサイトで書式に記入されたい:
http://www.internationalanswer.org/campaigns/m20/index.html#event

賛同団体1500以上の内の一部のリストは以下のサイト:
http://www.internationalanswer.org/campaigns/m20/endorsers.html

行動呼び掛けへの賛同は次ぎのサイトで:
http://www.internationalanswer.org/campaigns/m20/index.html#endorsement

ニューヨーク3・20行動への参加支援情報(注意事項、公共交通、宿泊、駐
車、その他)については以下のサイトで:
http://www.internationalanswer.org/campaigns/m20/logistics.html

3・20行動についての最新の準備情報は以下のサイトで:
http://www.internationalanswer.org/news/update/mar20updates.html

最新情報を受信するには、以下のサイトで書式に記入されたい:
http://www.internationalanswer.org/subscribelist.html

運動資金援助への所得控除可能カンパは、以下のサイトで:
http://www.internationalanswer.org/donate.html

翻訳:寺尾光身

([aml 37721] http://www1.jca.apc.org/aml/200402/37721.html より)



■ その他、ANSWERが伝える準備状況を、寺尾さんたちが順次翻訳紹介しておられます。

[aml 37743] [Fwd: [ANSWER]: 3・20世界同時行動最新情報 Update on March 20]
http://www1.jca.apc.org/aml/200402/37743.html

[aml 37683] [Fwd: [ANSWER]: アラブ系アメリカ人とイスラム教徒共同体からアメリカの反戦運動への公開書簡に圧倒的支持]
http://www1.jca.apc.org/aml/200402/37683.html

[aml 37492] [Fwd: [ANSWER]: 3月20日抗議行動に広がる支持 Support grows for March 20 protests]
http://www1.jca.apc.org/aml/200401/37492.html

[aml 38210] [Fwd: [ANSWER] 3月20日行動自由言論緊急要請 March 20 Free Speech Action Alert]
http://www1.jca.apc.org/aml/200403/38210.html
[aml 38246] [Fwd: [ANSWER] 3・20−あとちょうど1週間!]
http://www1.jca.apc.org/aml/200403/38246.html



[ANSWER]メールニュース: 日付 : 2004年3月1日(月)
ブッシュによるハイチ・クーデタに反対を

A.N.S.W.E.R.(戦争をとめ、人種差別を終らせるために、今行動を)連合は、選挙で選ばれたハイチ大統領、ジャンーバートランド・アリスティド、に対して今日行なわれた、アメリカにそそのかされたクーデタを、そしてこの国のアメリカによる占領を、糾弾するものである。アメリカ海兵隊が今夜ハイチに入った。

幾つかの情報源が報じているように、アリスティド大統領が米軍によって連れ去られたのが事実なのか、あるいは、大統領は'何か拒否できない取引’を提示されただけなのか、わからないが、米政府がこの政変に決定的な役割を演じたことは疑いない。ハイチのクーデタは、イラン、グアテマラ、コンゴ共和国、チリほか、過去半世紀の間に多くの国ぐにで行なわれた、CIAによるこの種のおぞましい工作を彷彿とさせるものだ。

アリスティド大統領の解任は、ハイチに対するアメリカによる一世紀を越える干渉の果てのことであり、アリスティド政権を崩壊に導くよう画策された、何年にも及ぶ不安定化工作の結果である。ハイチの民主主義と主権を否定する今回のアメリカの行動は、まさにこの国が、奴隷制度に対する英雄的な反抗と、西半球で最初の解放された黒人の共和国の創建のけっか得られた独立を祝う、ハイチ独立200年記念日を準備しているさなかに行なわれたのだ。

2000年末、アリスティドが2期目の選挙を投票の92%を獲得して勝利して以来、アメリカ政府は、西半球で最も貧しい国に対して、経済封鎖政策をとり続けてきた。経済封鎖は目論見通り、ハイチ国民を疲弊させるとともに、食糧、医薬品その他の生活必需品のハイチへの供給を断つことによって、アリスティド政権への大衆の支持を失わせることになった。ハイチの現在の貧困は、フランスとアメリカの企業利益追求のための、数世紀にわたる奴隷制度と搾取の必然的結果である。

さらに、アメリカはいわゆる"民主的集団"、右翼反政府勢力に財政的および政治的支援を拡大してきた。今日のマイアミ・ヘラルド紙の記事によると、国務省報道官リチャード・バウチャーは本日、アメリカはアリスティドの国外退去を"助けた"と語ったと言う。マイアミでのアリスティドのスポークスマン、イラ・クルツバンは、"アメリカの複数の諜報機関が大統領の追放に関与していた。・・・これはアメリカの諜報機関の重要工作だった"と確信していると述べた。

連邦議会の黒人市民権運動家グループの一員であるチャールス・ランゲル議員は、アメリカ政府が"このクーデタに加わっている点、謀反人、略奪者、そのほかと異なるものではない"と語った。(ABC放送の番組"この週"、2004年2月29日)

ロイターによると、アメリカの公民権運動のリーダーであるジェッセ・ジャクソンは、アリスティドの辞任を"アメリカ支援によるクーデタ"と言い、また、カリフォルニア州選出の民主党下院議員マキシン・ウォーターズは、アリスティド大統領が議員に"やめるくらいなら死んだ方がましだ"と言った次の日、このハイチの指導者がどこに連れ去られたのか明らかにすることを要求した。"私が昨日最後に彼(アリスティド)と話したとき、彼はやめるつもりはありませんでした。彼は、やめるくらいなら死んだ方がましだ、と言っていました。それから今朝起きて、アメリカ政府が海兵隊をハイチに派遣したことを知ったのです。海兵隊はどうやって彼を連れ去ったのでしょう。海兵隊は何をしたのでしょう。で、彼は今どこにいるのでしょう。"と、CNNとのインタービューでウォーターズが語っていた。

ブッシュ政権は、アフガニスタン、イラク、ハイチ、そして各地で、傍若無人に、そして不法に"政権交代"政策に踏み込んだ。3月20日、イラクに対するいわれのない侵略戦争の開始1周年の日に、世界中の民衆が大挙して街頭に出る。我われの要求はこうだ:今すぐ兵士を故国に連れ戻せ、そしてイラクからパレスチナそしていずこであれ占領をやめよ。我われはまた、ハイチの歴史上最初の民主的に選ばれた政府の転覆に、ブッシュ政権が犯罪的な役割を果たしたことに反対して、行進する。

* * * * * * * * * *

<緊急デモを計画中>
*サンフランシスコ - 3月1日、午後5時、パウエルとマーケット
*ニューヨーク - 3月2日、午後4時半から6時、タイムズ・スクエアから国連まで

* * * * * * * * * *

A.N.S.W.E.R.連合が2月11日に出したハイチに関する背景説明を、以下のURLで見ることができる。(訳者註:2月17日に日本語版送信済み)
http://www.internationalanswer.org/news/update/021104haiti.html

2月27日金曜日に、ハイチ危機におけるアメリカの役割に関する記者会見が、ワシントンで開かれた。レポート、写真、およびUPIの記事は以下のURLでみることができる。
http://www.internationalanswer.org/news/update/022804haiti.html

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翻訳:寺尾光身


([aml 38075] http://www1.jca.apc.org/aml/200403/38075.html より)




[ANSWER]メールニュース: 日付 : 2004年2月27日(金)
ハイチ民衆に支援を:ニューヨークで抗議デモ、ワシントンで記者会見

<ハイチ民衆に支援を>
*ワシントンで記者会見:2/27
*ニューヨークで抗議デモ:2/28

A.N.S.W.E.R.連合はハイチ民衆と連帯する行動に深く関わってきた。ハイチの民衆はアメリカにそそのかされた武装蜂起と、民主的な選挙で成立したジャン‐バートランド・アリスティド政権に対するクーデタの危機に直面している。

アリスティド大統領の旧政権は1991年(ブッシュ父の政権時代)に右翼軍事クーデタによって転覆されたが、同大統領の現政権も同じような脅威に直面している。
アメリカ政府はここ数年、ハイチに対する国際的財政援助の禁止を主導してきた。民主主義のための国民財団(NED、The National Endowment for Democracy)と国際共和党協会(IRI、The International Republican Institute)が、いわゆる反政府勢力に資金を供給してきた。

本日ワシントンのナショナル・プレス・クラブで、ラムゼー・クラーク、トマス・ガンブルトン司教、ベン・デュピュイ、ジェニファー・ハーベリー他のそうそうたるメンバーが参加して、記者会見を行なう。この記者会見では、現在のハイチ危機におけるアメリカの役割が暴露されることになる。A.N.S.W.E.R.連合はまた、明2月28日(土)に設定した各地のデモに皆さんが参加されることを訴える。ニューヨーク市域の皆さんには、ハイチ系人地域のウチカ・アベニューとイースターン・パークウェーの交差点を午前11時に出発するデモがある。行進はニューヨーク州ブルックリンのグランド・アーミー・プラザまでである。詳細は以下を見られたい。

* * * * * * * * * *

<ハイチ危機におけるアメリカの役割に関して記者会見>

人権と宗教関係の指導者と国際法の専門家たちが、
ハイチの立憲民主主義を擁護するための国際キャンペーンを発表する

2月27日金曜日
正午
ナショナル・プレス・クラブ
14番街529番地、NW、13階
修正第1条記念室

2月27日金曜日正午、ナショナル・プレス・クラブ修正第1条記念室において、記者会見が行なわれる。全米からの各界指導者や著名人が、ハイチ、ジャン‐バートランド・アリスティド大統領の民主的な選挙で成立した政府に対して組織的に仕掛けられているクーデタに反対の声を上げる。発言者たちは、ハイチの危機におけるブッシュ政権の縁の下の役割を検討することになろう。

記者会見で予定されている発言者は以下の通りである。
- ラムゼー・クラーク、元アメリカ司法長官
- トマス・ガンブルトン司教、副司教、デトロイト・カトリック大司教区
- イバ・クルツバン、ハイチ政府相談役
- ベン・デュピュイ、ナショナル・ポピュラー・パート事務局長;ハイチ・プログレス共同代表
- レイ・ラフォレスト、ハイチ支援ネットワーク、労働組合主義者
- ジェニファー・ハーベリー、人権活動家、弁護士
- ピータ・リンゼイ、A.N.S.W.E.R.全米青年学生連合、ハワード大学学部生
- デイブ・ウェルチ、AFL-CIOサンランシスコ労働者委員会代表、
- グレイラン・ハグラー師、ワシントンDCプリマス会衆派教会上級牧師

この記者会見は、ハイチにおいて急速に悪化の一途をたどる治安状況に対処するためのものである。ハイチでは、かつて軍や民兵の上層にいたものたちが、首都に向けて兵力を進めると脅しをかけている。ジャン‐バートランド・アリスティド大統領は、彼等の退任要求を受ける気は全く無いと明言した。全国にわたる対決の舞台がしつらえられた。

「ブッシュ政権がアリスティド大統領とはぎくしゃくした関係にあったこと、ブッシュ政権がポルトープランスにおける反政府勢力の引き延ばし策を許していることは明らかである。」とハイチ支援ネットワークのレイ・ラフォレストが述べた。「ハイチを知る我われには、これが、自分たちの政権に対するハイチ民衆の蜂起などではないのであって、むしろ、アメリカ政府とドミニカ政府の中の闇に包まれた部署の支援を受けた、元国軍兵士と殺し屋集団による軍事行動であることは、明らかである。」

* * * * * * * * * *

<ハイチの新たなクーデタに抗議する緊急デモ>

2月28日土曜日
午前11時 - 午後5時
場所:ウチカ・アベニューとイースタン・パークウェー交差点から出発、
ニューヨーク州ブルックリン、グランド・アーミー・プラザまで行進

2月28日土曜日、アリスティド大統領の5年間の施政を評価尊敬する委員会が、ハイチの新たなクーデタに抗議して、デモを行なう。この共同行動によるデモのスローガンは、"アメリカとフランスはハイチにおける政府転覆策動への支援をやめよ"、"選挙・イエス、クーデタ・ノー"である。

ハイチの危機の高まりと、フランス政府によるアリスティド退陣要求に対して、国際行動センターのジョニー・スティーブンスは次のように述べた。「民主的に選出されたアリスティド・ハイチ大統領を打倒せよ、との旧植民地支配国フランスによる呼び掛けは、人種差別主義によるものであることは明らかだ。フランスはハイチに対する賠償金120億ドルを支払えというアリスティドの要求は、シラクの重要な懸案事項になっている。フランスもアメリカも、この地域への影響力を維持し、貧しいハイチ民衆の戦闘的な運動をつぶすことを競い合っているのだ。

記者会見での発言者は、レイ・ラフォレスト、マイケル・タリフ・ウォレン弁護士、国際行動センターのサラ・フラウンダース、国際A.N.S.W.E.R.のテレサ・グティエレス、アルベルト・ロベラ・ボリベリアン・サークル(訳者註:ボリベリアン・サークルBolivarian Circle=ウゴ・チャベス大統領が"ボリベリアン革命"と呼んでいるベネズエラの民主主義闘争を支援する組織)のウィリアム・カマカロ、イグレシア・サム・ロメロ・デ・ラス・アメリカスのルイス・バリオス師、それに、ドミニカ労働者党、SNAFU(the Support Network for an Armed Forces Union、兵士組合支援ネットワーク)、AMAT(the Association of Mexican American Workersメキシコ系アメリカ人労働者協議会)、その他地域共同体団体の代表である。

賛同団体は、ガイアナ・アメリカ労働者連合、カサ・メヒコ、民衆ビデオネットワーク、イラク民衆支援委員会、ラムゼークラーク、ドミニカ労働者党、SNAFU、そして、国際A.N.S.W.E.R.連合その他である。

アリスティド大統領の5年間の施政を評価尊敬する委員会には、ファンミ・ラバラス、パティザン・ジェジクリ、ハイチ行動委員会、ハイチ支援ネットワーク、アジュパ、OBNH、プルジエール・オルガニザシオン・レジオナール、レベ・カンペ、コミテ・シポ・プ・PPN、および国際行動センターが参加している。

* * * * * * * * * *

ハイチの最近の状況について、更に詳しく知るのに、多くの優れた情報源がある。以下にいくつかを挙げる。

A.N.S.W.E.R.連合の声明:ハイチ民衆に支援を
http://www.internationalanswer.org/news/update/021104haiti.html

ハイチ・プログレス
http://www.haiti-progres.com/eng02-18.html

ブラック・コメンテイター
http://www.blackcommentator.com/73/73_haiti_pina.html

ハイチの歴史と現在進行中の危機についての優れた手引きを、次の新刊書で読むことができる。
ハイチ:奴隷革命。本書はハイチ支援ネットワーク(HSN、Haiti Support Network)と、国際行動センター(IAC、International Action Center)の共同企画による。注文は下記へ。
http://www.leftbooks.com

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以下略。

翻訳:寺尾光身


([aml 38053] http://www1.jca.apc.org/aml/200403/38053.html より)



さらに、
[aml 38115] [Fwd: [ANSWER] ハイチに関するラムゼー・クラークの声明
http://www1.jca.apc.org/aml/200403/38115.html
[aml 38149] [Fwd: [ANSWER] ハイチ緊急行動要請:アリスティド監禁状態に、アメリカ派遣団語る
http://www1.jca.apc.org/aml/200403/38149.html
[aml 38133] [Fwd: [ANSWER] A.N.S.W.E.R.のリーダー今夜PBSテレビ番組ビル・モイヤーズでインタビューに出演]
http://www1.jca.apc.org/aml/200403/38133.html
[aml 38115] [Fwd: [ANSWER] ハイチに関するラムゼー・クラークの声明
http://www1.jca.apc.org/aml/200403/38115.html
[aml 38075] [Fwd: [ANSWER] ブッシュによるハイチ・クーデタに反対をOppose Bush's Coupin Haiti]
http://www1.jca.apc.org/aml/200403/38075.html
[aml 38229] [Fwd: [ANSWER] アメリカからの派遣団、アリスティド大統領と面会]
http://www1.jca.apc.org/aml/200403/38229.html





「ストップ戦争連合(Stop the War Coalition)」による3月20日の行動への呼びかけ

トニー・ブレアのウソを許すな
3月20日 全国デモ
3月13日 労働党春期大会でデモ

NO MORE LIES TONY BLAIR
National Demo 20th March
Demo at Labour Spring Conference 13th March


 トニー・ブレアの政府は、イラク戦争の責任を取ることを拒否して危機に陥っている。何度も繰り返し、政府はわが国の人民と議会に対し嘘をついた。ハットン報告はあまねく信用されず、当事者と戦争を支援した人々から成る新しい政府調査は、まず第1に戦争の政治的根拠についての完全な公開調査の要求に全く合致しない。

 「ストップ戦争(Stop The War)」(STW)運営委員会が月曜日に会合し、3月20日の抗議行動の方針を提起することを決定したのはこの理由による。当初組織しようと話していた地方あるいは地区のイベントではなく、私たちは今、全国デモを呼びかけている。これを呼びかける理由は以下のとおりである:

 戦争は、英国政治における中心的な問題であり続けている。戦争が始まり反戦運動の予測が正しかったことが証明されてから、今やほぼ1年になる。イラクは、米国、英国あるいは世界に対して何ら切迫した脅威ではなかった。イラクは、大量破壊兵器を持っていなかった。多くのイラク人は、米国および英国の占領が終わることを望んでいる。

 反戦運動の意識は高く保たれており、私たちは街頭でこれを示したい。

 私たちは、戦争についての完全に公開で独立した調査を要求している。

 3月20日は戦争と占領に反対する国際的な行動日である。それは、先月ムンバイ(インド)で行われた世界社会フォーラムによって支持されたものである。英国の反戦運動は世界で最大の運動の一つと認められており、私たちはその日に反対姿勢を示す責任を持っている。

 3月13日のマンチェスターのデモは、マンチェスターSTWにとってだけでなく、イングランド北西部あるいはさらに広い地域にとっての重要な焦点になるだろう。

 明らかに国と議会を惑わした政府に釈明を求めて反戦運動が行動することは、今一層重要でさえある。だから私たちは、イラク侵略の1周年である3月20日のこのデモで、私たちがこの政府に真実を要求し続けるのに加わってくれるよう、人々に要求するのである。

 私たちの昨年の抗議が実際の影響力を持っていたことは、政府とBBCの争いから明らかである(トニー・ブレアへのグレッグ・ダイクの手紙を参照)。


ストップ戦争連合の諸行動
 * マンチェスター 「Stop The War」が呼びかけた地区デモンストレーション、3月13日労働党春季大会で。
 * ロンドンで全国デモンストレーション――3月20日――ブレア氏のウソを許すな
 * 3月20日までの連続的なロンドンでの政治的・文化的イベント週間
 * 戦争を行ったすべての理由についての完全に公開で独立した調査を要求する全国請願
 * 地方の公開集会――ハットン調査、その余波―― 1年経ったイラク




WORLD PEACE NOW
3月20日に日比谷で大集会とパレード

 日本では、WORLD PEACE NOWが日比谷野外音楽堂を中心にした屋外大集会とピースパレードを準備し、全国に参加を呼びかけている。

http://www.worldpeacenow.jp/