[紹介]『平和のための女性たちの呼びかけ』(国際オンライン署名)にご協力を!


 イラク戦争に反対するこの署名『女たちは戦争にノーと言う(WOMEN SAY NO TO WAR)』は、米を拠点に活動する反戦女性団体「コード・ピンク」の呼びかけで1月5日に提起されたオンライン署名活動で、3月8日の国際婦人デーまでに世界中で10万人の署名を集めることを目標にしています。日本からもこの署名に協力をしようと、私たちもこのホームページで紹介することにしました。
※「WOMEN SAY NO TO WAR」ホームページ http://www.womensaynotowar.org/article.php?list=type&type=100

 12月15日の選挙以降、日本ではイラクの「民主化プロセス」が進んでいるかのように宣伝されています。しかし、この署名は、それがまやかしであることを訴えています。署名を呼びかける緊急アピールに何度も登場する「もうたくさん(enough)」という言葉が示すように、現在のイラクの状況は、とりわけ女性たちにとって本当に耐え難いものとなっています。

 この署名運動は、昨年12月15日の国民議会選挙を受けたもので、イラク情勢の最新の問題点が盛り込まれています。従って、以下に翻訳した「緊急アピール」の中には、今のイラク社会の現状がありありと浮かび上がっています。
−−イラクを外国軍が占領し続ける限り、それに反対する武装闘争が終わることはない。
−−今も、イラク市民の権利は奪われ続け、女性の声は無視され続けている。
−−石油が外国資本に略奪されている一方で、水や食べ物、家、教育、医療がすべて奪われている。
−−イラク経済全体が、死体をあさるハゲタカのようなハリバートンらブッシュ政権の独占企業、外国資本によって支配されている。
−−IMFのショック療法によって、経済がめちゃめちゃにされようとしている。
−−米英軍の撤退論が出る中、米軍の永久基地が着々と建設されている。
−−米国でも戦争の長期化で米兵の死者は日を追うごとに増え、家族や友人をなくした人々の中から反戦活動に身を投じる人がますます増えている。等々。


 この署名を提起した人々には、以下のような人々をはじめ、200人を越える著名な女性運動家がいます。
 戦死者の母親として米国で大衆的な反戦運動を高揚させたシンディ・シーハンさん、イラク戦争のさなか現地に留まって現地の状況をリポートした「イラク・ピース・チーム」のキャシー・ケリーさん、「イラク女性の意志委員会」のハナ・イブラヒームさん、イスラエルの最も先進的・戦闘的な平和運動を展開している団体の一つ「女性連合」の活動家ギラ・スヴィルスキーさん、“報復”戦争にただ一人反対投票を投じたバーバラ・リー米国下院議員など。全員の紹介はhttp://www.womensaynotowar.org/article.php?id=656 参照。

 以下、アピール全文を翻訳紹介します。日本からもこの国際的な署名運動に参加・合流しましょう!



2006年1月15日
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局



■オンライン署名の仕方■

「WOMEN SAY NO TO WAR」ホームページ http://www.womensaynotowar.org/article.php?list=type&type=100 の左上の方にある、

SIGN THE CALL NOW” をクリックします。

 署名の画面が表示されるので、名前、Eメール、国名などの項目を満たした上で、その下にある [Sign_now!]ボタン をクリックしてください。それをクリックすると、署名への感謝の言葉と共に、さらに多くの人に広めるためのフォームが現れます。(ただし英語)

 もう一度 "SIGN THE CALL NOW"のページに戻ると、花束のイラスト(1000人の署名ごとに花が一つ開くようになっています)の下にご自分の名前と、現在までの署名数を確認することができます。


緊急アピール:平和のための女性たちの呼びかけ
−−米国、イラク、そして全世界の女性からの緊急アピール−−
http://www.womensaynotowar.org/article.php?id=645


 私たち、米国とイラクの、そして全世界の女性たちは主張します、イラクでの無意味な戦争や世界中の民間人に対する残酷な攻撃は、もうたくさんです。私たちは、あまりにも多くの愛する人々を埋葬してきました。あまりにも多くの命が、肉体的、精神的に取り返しの付かない痛手を受けるのを見てきました。私たちは、恐れおののきながらつぶさに見てきました、貴重な資源が戦争に注がれる一方で、食物、住まい、教育、健康管理といった私たちの家族の基本的な必要が満たされないままでいるのを。絶え間ない暴力の恐怖の中で暮らし、増殖する憎しみと不寛容の癌が私たちの家庭と社会を蝕んでいくのを見るのは、もうたくさんです。

 これは、私たちが、私たち自身や子どもたちのために欲している世界ではありません。私たち女性は、燃えるような思いを宿し、愛を心に抱いて、流血と破壊の終結を求めて団結し、国境を越えて立ち上がっています。

 私たちは、イラクにおける外国の占領が、どのようにしてそれに反対する武装闘争に油を注ぎ、暴力の際限のないサイクルを永続させてきたかを見てきました。私たちは、軍事的モデルから以下の要求を含むような紛争解決モデルへと移行するときであると確信しています。

- イラクからのすべての外国軍部隊と外国人戦闘員の撤退;
- 市民権を奪われたイラク人を、イラク社会のあらゆる面に再編入するための交渉;
- 和平プロセスに女性を完全に代表させること。戦後のイラクにおける女性の完全な平等の誓約;
- イラクにおける全ての外国軍基地を放棄する誓約;
- 石油およびその他の資源を、イラク自身がコントロールすること;
- 占領下で押し付けられた民営化と規制緩和諸法を破棄し、イラク人自身が戦後経済の軌道を形成できるようにすること;
- イラク侵攻と占領に責任がある諸国の金融資産による、イラクの契約者を優先させた大規模な再建;
- 真に多数の国から成り、占領に参加した国の軍隊からは構成されない、暫定的な国際平和維持部隊について考慮すること。

 この和平プロセスを前進させるために、世代、人種、民族、宗教、国境、および政治的信念を越えて、私たちは大規模な女性たちの運動をつくろうとしています。私たちは、ともに協力して圧力をかけます。私たちの政府に、国連に、アラブ連盟に、ノーベル平和賞受賞者に、宗教指導者に、そして国際社会におけるその他あらゆる人々に、政治的解決の交渉に資するために歩を進めるようにと。そして、分裂と争いを招く原理主義のこの時代において、私たちは、世界の指導者たちに求めます。人類家族と私たちのこのかけがえのない惑星への愛という根源的な価値を広めることにおいて、私たちに加わることを。