ナジャフでの激しい戦闘で71人が死亡(抜粋)
71 die in heavy Najaf clashes

AFP通信 ヨルダン・タイムズ紙 2004年4月28日
http://www.occupationwatch.org/article.php?id=4454

イギリスがイラクへの軍隊の増派を撤回にすることになる一方、シーア派の聖都の近くで、アメリカの率いる連合軍との激しい衝突によって、火曜日に多数のイラク人が殺されたことが報告された。

連合軍のスポークスウーマンは、ナジャフ付近において一晩で、アメリカの率いる連合軍との激しい戦闘によって43人の反米勢力が殺されたと発表した一方で、地域の病院の情報では少なくとも28人のイラク人の死が確認された。

その戦闘による連合軍の死傷者は報告されなかったが、米国マーク・キミット准将は、先の火曜日に米兵1名がパトロール中、バグダッドのサドルシティーにあるシーア派のスラム街で爆撃に出くわして殺されたと話した。

一方、アメリカ海兵隊とCNNリポーターによると、散発的な戦闘が続く発火点となったファルージャで、猛烈な銃撃戦が先の火曜日に再発した。

(中略)

月曜日の夜中、数時間にわたる激戦となったナジャフでの戦闘は、連合軍がバグダッドの南と西で2つの主要な反米勢力と対峙しているという、不安定な治安環境を強く示唆した。

その衝突は、お尋ね者のシーア派聖職者ムクタダ・サドル師が率いるいわゆる「マハディ軍」が、イラクの中央部と南部の都市を短期間に占拠した後、今月の初めに首都の南にある聖都から撤退して以来、最も激しいものとなった。

AFP特派員は、ナジャフの北およそ10キロにあるイスラム教シーア派の最も神聖な都市の1つであるクーファの郊外で、砲火と爆撃が繰り返されるのを聞いた。

サドルの民兵組織はナジャフで郊外に集結した米軍によって2週間以上包囲され孤立しており、連合当局によって「爆発物」と呼ばれている。

その聖職者は、昨年の対立する聖職者の殺人に関連して指名手配されている。

「衝突は・・・挑発だ。しかし、レッドライン(平和的解決から軍事的解決へと移るその一線)はまだ超えていない」。マハディ軍スポークスマンのカイス・ハザリは、アラブの衛星テレビ、アルジャジーラに話した。

「ナジャフに入ることは、スンニ派にとってもシーア派にとっても、イスラム教の聖地を汚すことを意味する。しかし、我々は準備ができている。我々は組織され、統合されている。」

第一海兵隊は、「反イラク軍は、今晩午後10時(1800グリニッジ標準時)の直後に、ファルージャで防衛にあたる海兵隊に攻撃を加え、現在の停戦を再び破った」との声明を発表した。

「海兵隊は防衛のために、敵軍に対し精密兵器によって反撃した。」

CNNのリポーターによれば、AC-130武装ヘリ1機が、反抗拠点と思われる2地点周辺と都市の北西にある武器貯蔵庫を大砲で砲撃を加えた。

彼は、武装ヘリコプターが一度に20〜25発の砲撃を加え、「地上の爆発によって夜空に火花と炎のシャワーが吹き上がった」と話した。

彼はその砲撃が、海兵隊員1人が死亡し少なくとも9人が負傷した同地域での反米勢力との激しい戦闘の翌日に起きた、と話した。

AC-130武装ヘリは、以前にも、ファルージャの包囲に関するアメリカ人とイラク人との間の2週間前の交渉を逸脱して、反抗拠点を爆撃していた。

近隣のモスクからは、賛美歌が響いていた。

その戦いは、スンニ派イスラム教徒の拠点の中にある反米勢力の本拠地だとみなされたジョラン近郊で発生した。

アルジャジーラは、さらにジョランの外側でも、アメリカ軍の空爆を報告した。

海兵隊司令官は月曜日の戦闘後、ジョラン避難地内の反米勢力を差し出させるため、ファルージャの住人との交渉継続を望んでいると述べた。

火曜日に開始することになっていた、アメリカ軍とイラク人の警察及び準軍事的な民間警備隊との連携したパトロールは延期された。

イラクの米文民行政官であるポール・ブレマーはイラクのテレビ放送で、それらは木曜日に開始されるだろうと話した。

現地の海兵隊幹部は、以前に、水曜日に当たるサダムの誕生日のために、細やかに配慮に基づいて決定されたと話した。

彼らはまた、あまりにも危険すぎると考えられるために、ジョランをパトロールする計画はないと話した。

海兵隊は、ファルージャで暴徒を殲滅するための作戦によって、4月5日に都市を襲撃したが、ファルージャに入って1週間後に会談を開始し、進軍を中止させた。

連合によるナジャフとファルージャでの行き詰まりの扱いは、アラブのメディアで激しい非難を受けてきたが、それはまた、月曜日にブレアに公開文書を書いた52人の元イギリス外交官からも非難を呼んだ。

彼らは「その仕事には不適当な重火器、挑発的な言動、そしてナファフやファルージャでの現在の対立、これらの全てが、抵抗勢力を隔離するよりもむしろ、つくりあげている」と書いた。また、彼らは、「テロリスト、狂信者および外国人によって主導されるレジスタンスについて述べることは、説得力がなく、また、有用でもない」と話した。

ブレアのスポークスマンは、その外交官は「彼らの見解を述べる権利が与えられ」、そして、首相が回答するだろう、と話した。

(後略)




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